注文住宅の購入は、一生に一度の大きな買い物です。
そのため、少しでも費用を抑えたいと考えるのは自然なことでしょう。
特に「値引き」は誰もが気になるポイントです。
本記事では、実際に富士住建で家を建てた私が、同社の唯一の値引き方法である「紹介制度」について詳しく解説します。
さらに、ハウスメーカー全般で遭遇しやすい値引きに関する問題点や注意点も網羅的にご紹介します。

富士住建で値引きを受ける方法と、ハウスメーカーのよくある値引きトラブルについて知りたいです

富士住建の唯一の値引きは「紹介制度」です。ハウスメーカーの値引きは焦らず慎重に進めることが重要です。
この記事を書いた人
- 関東で注文住宅の家づくりを検討
- 様々な建築会社(ハウスメーカー、工務店、設計事務所など)を自分の手足で調査
- 注文住宅は富士住建に依頼
富士住建の値引きは紹介制度のみ その全貌
富士住建の唯一の値引き
富士住建は値引きがないことを公式に宣言しています。
これは、富士住建の以下の考え方からです。
②利益率を抑え適正価格で
利益率を最低限に抑えて、初めのお見積りから値引きが1円もできない価格設定にし、すべてのお客様に公平に提供しています。また、社員割引も行っていません。
その富士住建に唯一あるのが、紹介制度による値引きです。
先程の考え方と矛盾しているかと思うかもしれませんが、SNS等の紹介制度による値引きはオプション料金から3万円引きのみで、契約時期や営業との駆け引きによる値引き額の上下なども一切ありません。
これは何千万円もする注文住宅の価格からすると、正直、非常に低い値引き額になります。他のハウスメーカーが何十万円単位で値引くことを考えると、富士住建の考え方からは大きく矛盾はしていないと思います。
これは、値引きをエサにして富士住建へ集客しようという意図ではなく、富士住建で過去に建築したオーナーにSNSで富士住建を広めてもらうという、いわば広告宣伝のための値引きと言えます。
富士住建の紹介制度 その特典と利用条件
富士住建のSNS等の紹介制度による値引きはオプションから3万円引きになります。ほとんどの人の場合は、完全な標準仕様のみということはなく、少しはオプションを入れると思うので実質的に3万円引きになると考えてよいでしょう。
適用は初回訪問のみ
紹介制度による値引きが有効になるのは、初回訪問時のみ になります。初回訪問の際のアンケートに紹介者を記入する欄があるので、そこに紹介者の名前を記入することで、3万円の値引きが適用されます。
それ以外のタイミングでの紹介割引は受け付けておらず、例えば、2回目の訪問の際にやっぱり紹介制度を利用したいということはできなくなっています。
また、紹介制度を利用したからといって、絶対に契約に進まなければいけないということはないので、とりあえず、初回訪問時は紹介者の名前を記入しておくのがおすすめです。
富士住建の紹介制度の値引きの方法
富士住建の紹介割引は初回訪問時限定です。初回訪問時に来場者アンケートがあります。
その来場者アンケートに「あーる」の紹介と書くとオプション3万円引きされます。
連絡は不要で、個人情報がお互いに漏れることはありません。また、最終的に契約しなくても問題ありません。
富士住建の紹介割引は初回訪問時限定なので、二回目以降の訪問の際にやっぱり適用したいということができないなので、ご注意ください。
紹介制度の割引しかない富士住建のメリット
先程も書いたように、富士住建は紹介制度以外に値引きがないことを公式に宣言しています。
このことはこれから富士住建で注文住宅の契約を考えている人にとって大きなメリットがあります。
それは、
- 「今月末までに契約したら〇〇万円値引きしますよ」
という、注文住宅の営業がよく使う戦略に遭遇することがないということです。値引きがないため、このように契約を迫られることはありません。
つまり、じっくりと自分のタイミングで契約を進めることができるということです。
大手のハウスメーカーでこのパターンの値引きの駆け引きが絶対ないという会社は、私の知る限り存在しません。このことだけでも、富士住建を注文住宅の検討の選択肢の一つにいれる価値があると言っても良いと思います。
ハウスメーカー全般の値引きの問題点、注意点
ここからは、富士住建以外のハウスメーカーや工務店、設計事務所などの注文住宅の値引きの問題点、注意点について紹介します。
契約を焦らされる
先程も書きましたが、値引きがあることにより、契約を焦らされるというデメリットがあります。
- 「今月末までに契約したら〇〇万円値引きしますよ」
期間限定と言われたら焦ってしまう人も多いと思います。それで、希望を満たさないハウスメーカーを契約してしまったら、本末転倒です。
しかも、今月末を過ぎたら値引きがなくなってしまうかどうかはわからず、来月も同額の値引きをしてもらえる場合もあるようです。
値引きの駆け引きが必要になる
- 〇〇万円までなら値引きできた
- 〇〇月は値引きしやすい
- 相見積もりをしたほうがよい
など、大手のハウスメーカーになれば、実際に建築した施主の値引きの情報がたくさん世の中に溢れていると思います。
そのため、まず値引きのための情報収集を行い、それを実践しなければなりません。これは、家づくりの本質とはかけ離れた時間になります。
この時間を、家づくりの別のことに注ぐことができれば、より良い家が建てられるかもしれません。
また、契約後に値引きができた人の情報を知って、なんだか損した気持ち、裏切られた気持ちになってしまうこともあるかもしれません。
値引き前提の価格になっているかも?
ハウスメーカーのプランによっては、そもそも値引きが前提とされた価格設定になっている場合もあります。
例えば、会社として3000万円で売れば良いという注文住宅の定価を3200万円に設定しておき、契約の際に200万円値引きするという方法です。
これであれば、会社は何の問題もなく値引きをすることができます。それどころか、(会社にとって)運良く値引きが不要な客が現れたときに、200万円を追加で利益を上げることができています。
というより、注文住宅をあえて赤字で売るということはないので、基本的にどんなハウスメーカーであっても、会社の許容範囲内でしか値引きはされないでしょう。
そう考えると、値引きがある会社という時点で、施主側の “引き分け” か “負け” はすでに確定しているとも考えられます。当たり前ですが、どんなに値引きができたとしても、ハウスメーカーの許容範囲内でしか、値引きされないので。もちろん、勝ち負けではありませんし、万が一、本当に赤字でやりますという会社があるのであれば、建築中に倒産されてしまう可能性もあるので、そのほうがリスクです。
ハウスメーカーは値引きした分は他で取り戻すことができる
注文住宅のあらゆる設備や仕様、手数料などの価格はブラックボックスになっています。例えば、ある設備を入れてもらうとした場合、メーカーの定価がそのまま建築価格に追加されるわけではありません。
建築会社はメーカーからその設備は定価、または定価以外の金額で仕入れ、それに施工費も会社の利益も加えて、建築価格に反映します。
なにが言いたいのかというと 「値引きした分は他で取り戻すことがいくらでもできる」 ということです。
例えば、10万円の値引きをした場合、とあるオプション料金に10万円上乗せすれば、建築会社から見た場合はプラスマイナスゼロになります。施主がすべての設備や仕様、手数料の内訳が適正かどうか確認するということは不可能です。仮に、指摘できたとしても「この金額がうちの価格です」と言われたらそれ以上はどうすることもできません。
また、その逆で、こっそり一部の仕様を安いものに変えて値引き分を回収するということもできます。
「大手ハウスメーカーはそんなことはしない」と思うかもしれませんが、合法的にそれができる余地があるということは間違いないです。
まとめ
注文住宅は一生に一度の大きな買い物です。
費用を抑えたいと考えるのは当然ですが、富士住建の唯一の値引きが初回訪問時のみに適用される紹介制度である点と、ハウスメーカーの値引きには注意点が多く存在することを理解し、賢く家づくりを進めることが大切です。
このページでは、後悔しない家づくりのために、以下の重要なポイントについて解説しています。
もし富士住建で注文住宅を検討されるのであれば、初回訪問の際に私の名前をお伝えいただくことで、オプションから3万円の値引きを受けられます。
この制度を上手に活用し、あなたの理想のマイホームを実現するための第一歩を踏み出してください。
よくある質問(FAQ)
- Q富士住建で受けられる唯一の値引きについて教えてください。
- A
富士住建で受けられる値引きは、唯一「紹介制度」によるものです。
オプションサービスから3万円が割引されます。
私自身の経験からも、これ以外の値引きは原則として行っていないと認識しています。
- Q富士住建の紹介制度を利用する具体的な方法と条件は何ですか?
- A
富士住建の紹介制度を利用するためには、初回訪問時のアンケートに紹介者の名前を記入してください。
これによりオプションから3万円が値引きされます。
契約前の初回訪問が適用条件となります。
- Qハウスメーカー全般の値引き交渉で特に注意すべきことは何ですか?
- A
ハウスメーカーとの値引き交渉では、契約を焦らされる、値引き前提の価格設定である、値引き分が他の費用で取り戻される可能性がある、といった問題点に注意が必要です。
品質低下リスクも考慮し、契約前の総額比較と契約内容の確認が重要になります。
- Q過度な値引き交渉は家づくりにどのような影響がありますか?
- A
過度な値引き交渉は、ハウスメーカーが利益を確保するために、見えない部分で品質を低下させるリスクを含みます。
また、値引き額の裏側を理解しないと、結果的に総額が高くなったり、引き渡し後のアフターサービスに影響が出たりすることもあります。
- Q富士住建が値引き交渉に応じないことで、施主にはどのようなメリットがありますか?
- A
富士住建が値引き交渉に応じないことは、施主が「今月末までの契約なら〇〇万円値引き」といった契約を焦らされる心配がないという大きなメリットです。
自分のペースでじっくりと家づくりを検討し、安心して契約に進むことができます。