富士住建で理想の注文住宅を検討しているあなたは、間取り設計で「失敗したくない」という強い思いを抱いています。
なぜなら、家づくりにおいて間取りは、家族の快適な暮らしを左右する最も重要な要素だからです。
この記事では、富士住建で後悔のない間取りを実現するために、営業担当さんとの設計の進め方から、間取り作成のポイント、そして注意点まで、具体的な方法を徹底的に解説しています。

漠然とした理想の間取りを、営業担当さんにどう伝えたらいいか不安だわ

大丈夫です。具体的な進め方とポイント、注意点を詳しく解説します。
富士住建の間取りを紹介!
富士住建の注文住宅は、理想の暮らしを形にするための完全自由設計となります。フル装備の家という強みを最大限に活かし、自分たちらしい間取りを実現できる点が魅力です。
富士住建が公開している間取り事例の中から、特に注目すべき点をピックアップしてご紹介します。

※富士住建より
- 玄関近くに「ただいま手洗い」を設置し、帰宅時の動線を考慮した衛生的な間取り
- 収納力が高く玄関をすっきり保てるシューズクロークを設けた間取り
- 採光に優れ、家具配置の自由度が高い横長LDK
- 空間に広がりと動きを与える2階の斜めホール
- 全居室6畳以上を確保し、窓2つと収納1畳が標準となる富士住建の標準仕様が活かされた間取り
- 富士住建は6畳以上で窓2つと収納1畳が標準になるため
- 書斎を2つ設ける一方でパントリーを配置しない、住む人の優先順位が反映された間取り
- 横長のバルコニーが1階の軒としても機能する
富士住建は営業さんと二人三脚で間取りを作成する
富士住建は営業さんと二人三脚で間取りを作成していきます。
注意点としては、施主が間取りの要望などを直接会話をするのは営業担当の方のみになり、富士住建の設計や建築士と直接やり取りをすることは基本的にはありません。この点は、人件費など、建築価格に反映されていると考えて、割り切って間取り作成に挑んでいくのがおすすめです。
気になる方は、最近は第三者の間取りチェックのサービスなどもあるので、そういった有償のサービスを依頼するのも良いと思います。
もちろん、内部的には富士住建の設計や建築士が図面をチェックしたり、実際に建築確認申請に利用できる本図面の形式にするという作業があります。なので、完全に営業さんが一人で図面を作成するというわけではないので、その点は安心して大丈夫です。
富士住建の営業さんとの間取り設計の進め方
富士住建の営業さんとの間取り設計の進め方は基本的には以下のような流れになっています。
- 要望を伝える
- プランができる
- 改善点を伝える
- 改善されたプランができる
基本はこの流れの繰り返しになります。打ち合わせ回数に制限などはないので、納得いくまでプランを練ることができます。時には、ゼロからやり直しでプランを作成してもらう場合もあります。
富士住建の良い点は、値引きがないので、契約を急かされにくいというところです。「今月までに契約をすれば、〇〇万円値引きします!」という形で納得いかないまま契約に進まれるということはありません。
富士住建の間取り作成を含む、契約までの流れについては以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
富士住建の営業さんとの間取り設計のポイント
まずは富士住建の標準仕様とルールを理解する
標準仕様を理解することは、自分たちの予算を守るために重要です。注文住宅なので、やろうと思えばなんでもできてしまいますが、かかるお金も青天井です。そして、間取りの要望はできる限り標準仕様で満たすほうがコスパが良くなります。
標準仕様とは、富士住建が「完全フル装備の家」として提供している、追加料金なしで利用できる高品質な設備や建材のことです。

富士住建の標準仕様って、どこまで含まれているんですか?

キッチンやバスルームだけでなく、エアコンやカーテンレールまで生活に必要な設備が最初から備わっています
まずは、富士住建の標準仕様を理解して、過不足がないか確認しましょう。
また、各ハウスメーカーには間取り含めて、”ルール” があります。これは、耐震や断熱等の性能を保証するためや、設計を効率化させたり、価格を抑えるためです。同様に、富士住建ルールも把握しましょう。わからないことがあれば、営業担当者さんに確認してみてください。
駐車場や外構から考える
まずは、駐車場を含む外構から考えることがおすすめです。駐車場はどのくらいの大きさの車を何台止めるのか、道路との出入りのしやすさなどを考える必要があります。
外構とは、敷地内の駐車場や庭、アプローチ、フェンスなど、建物の外側全体の空間を指します。

間取りを決める前に外構を考えるって、どういうことですか?

敷地全体の使いやすさを先に決めることで、後悔しない間取りにつながります
駐車場の位置が決まらないと建物の位置と形は決まりません。逆にいうと、後から駐車場の位置を変えると、これまでの間取りプランすべて作り直しになります。
そのため、まずは駐車場の位置だけでも先に富士住建の営業担当者とよく話し合って決めるのがおすすめです。もちろん、富士住建の営業担当者におまかせもできますが、きちんと要望を伝えるようにしましょう。
また、周辺環境や方角などを参考に、どの位置に庭が欲しいのかということも想像すると良いです。庭の位置が決まると、LDKの位置なども決まってくるので、間取りプランが考えやすくなると思います。
また、土地に高低差がある場合などは、間取り図面から外構部分の段差などはわかりにくいため、注意して見てみると良いです。
手段でなく目的を伝える
営業担当さんに希望を伝える際、「広いリビングが欲しい」といった「手段」ではなく、「なぜ広いリビングが欲しいのか」という「目的」を伝えることが重要です。
要望を伝える際は、
- LDKは20畳以上欲しい
- 主寝室は6畳以上欲しい
- 小上がり和室が欲しい
というような手段を伝えるのではなく、
- LDKには、6人が座れるサイズのダイニングテーブルと家族全員が座れるソファを置ける
- 主寝室は、子どもが小さいうちは家族全員で寝て、仕事用の机も起きたい
- 子どもが遊べるスペース、来客時に簡易的に泊まれるスペースが欲しい
というように目的や暮らし方を伝えたほうが、自分たちには思いもよらない提案を貰える可能性が高まります。

「広いリビング」と伝えてはいけないのでしょうか?

広さの理由を伝えることで、最適な提案を受けられます
また、例えば、LDKは20畳以上と伝えたら、20畳以上のLDKの間取りは作ってくれるかもしれませんが、そこに6人が座れるサイズのダイニングテーブルと家族全員が座れるソファを置けるとは限りません。使い勝手は部屋の形や窓の位置なども関係します。
具体的な生活をイメージする
理想の間取りを実現するには、完成した家で具体的な生活をイメージすることが不可欠です。
朝起きてから寝るまでの家族の行動パターンを詳細に想像してみましょう。
例えば、朝食の準備から片付け、子供たちの身支度、洗濯物を洗って干す、畳む動線、夕食の準備と片付け、入浴の流れなど、一日の生活サイクルを具体的に書き出すと、必要な収納場所やコンセントの位置、各部屋の繋がり方など、理想の間取りが見えてきます。
玄関から家に帰って、靴を脱いで、荷物をおいて、手洗いをして、冷蔵庫から飲み物をとって。。。
というように、今の生活を参考にあらゆるパターンの具体的な生活をイメージしながら、間取りの良し悪しや足りない部分、使い勝手が悪い部分などを考えてみましょう。

家族の行動パターンを書き出すって、少し手間がかかりませんか?

家族全員が快適に過ごせる家にするためには、必要な過程です
毎日の生活がスムーズになるよう、具体的な行動をイメージしながら間取り設計を進めていきます。
収納の量と場所を確認する
収納は必要な場所に必要な分だけが基本です。どかっと大きな納戸が一つあれば、収納不足が解決するわけではありません。
リビングでたまに使うものが、リビングから遠い納戸に置かれていたとしても、とても不便ですし、おそらく使われずに眠ったままになるか、リビングのどこかに置きっぱなしになってしまうでしょう。
今の家にあるもの、新居で新しく買うものなどをどこに置くかなどを想定しながら、間取りを考えていく必要があります。

今ある物を全部収納できるか不安です

必要な収納場所と量を明確にすることで、理想の収納計画ができます
収納計画をしっかり練ることで、物が散らかりにくい、快適な間取りの実現につながります。
窓や方角を意識する
間取りは使い勝手や設備面ばかりに気を取られてしまいますが、窓や方角なども住んでからの快適さや心地よさを大きく左右します。
窓の配置や大きさ、そして方角は、家全体の採光、通風、室温、そしてプライバシーに大きく影響を与えます。
- 窓の先にどんな景色が見えるのか
- プライバシーは問題ないか
- 時間帯によって陽の入り方はどうなのか
心地よい空間づくりには、これらの要素を意識した設計が欠かせません。
例えば、南向きの窓は冬は日差しを取り込み暖かく、夏は軒の出を深くすることで日差しを遮る工夫も可能です。
一方で、隣家との距離が近い北側に大きな窓を設けると、採光は得られにくい上にプライバシーの確保が難しくなります。
採光だけでなく、通風やプライバシーも考慮した窓の配置を検討しましょう。

どの方角に大きな窓をつければ良いか迷います

日当たりだけでなく、プライバシーや風通しも考慮して決めるのが良です。
優先順位を考える
注文住宅には延床面積、予算など様々な制約があります。すべてを叶えられればよいですが、それはなかなか難しいので、優先順位は絶対に必要です。
優先順位がないと、間取りを作る側も取捨選択が難しくなりますし、無理やり要望を詰め込んだだけの間取りになってしまう場合もあります。
例えば、家族で「絶対に譲れないもの」「できれば欲しいもの」「なくても構わないもの」の3段階でリストを作成してみましょう。
広々としたキッチンは譲れないが、独立した書斎は共有スペースの一角でも問題ないなど、具体的な項目を挙げるのが有効です。
この優先順位を営業担当さんに伝えることで、限られた条件の中で最も満足度の高い間取りを一緒に見つけられます。

家族の希望がバラバラで、優先順位がなかなか決められません。どうすればいいですか?

家族で話し合い、全員が納得できる共通の重要事項を見つけることから始めましょう
優先順位を明確にすることで、迷いなく家づくりを進められ、後悔のない間取りを実現する基盤となります。
要望を伝える際は、優先順位も合わせて伝えるようにしましょう。
将来の可変性を考える
家族構成やライフスタイルは時間とともに変化します。
間取りプランは、今現在の理想のプランができあがれば良いというわけではありません。これから先住んでいく上で、家族構成や年齢、趣味や仕事内容なども変わります。将来の暮らし方の変化の可能性も考えながら、柔軟に対応できる間取りにするのがおすすめです。
例えば、子供が小さい頃は広い一部屋を子供部屋とし、成長に合わせて将来的に2部屋に仕切れるように設計しておくといった工夫が考えられます。
また、リモートワークが普及した今、将来的な書斎スペースの確保や、多目的に使える予備室を設けることも視野に入れると良いでしょう。
これにより、ライフステージの変化に柔軟に対応し、住まいを長く快適に使い続けることが可能となります。

子供が独立したり、親と同居したりする可能性を考えると、間取りのどこに気を配れば良いですか?

可動間仕切りや多目的スペースの導入で、変化に強い間取りが作れます
将来を見据えた可変性のある間取りは、長期的な視点での満足度を高め、快適な暮らしを支える上で欠かせません。
富士住建の間取り作成の注意点
口頭だけでなく文章でも伝える
間取り設計におけるコミュニケーションの正確性は、思い描いた家を現実にするために欠かせません。
営業担当者や現場監督との打ち合わせでは、多くの情報がやり取りされます。
富士住建の場合、要望のヒアリングは基本的に手書きのメモになります。メモはどんな人でも聞き漏らしや書き忘れなどが発生してしまいます。
要望は、事前にメールで要望を伝えておいても良いですし、メモ書きを印刷して渡してそれを見せながら進めたほうが、伝え漏れや聞き漏らしを減らすことができ、お互いに効率が良くなります。
口頭での説明は手軽ですが、細かな要望や確認事項が記録に残らないと、後で認識の齟齬が生じる原因になります

口頭で伝えただけでは、本当に伝わっているか不安になります

メールや書面で残すことで、誤解なく共有できます
議事録の作成やメールでのやり取りなど、書面で記録を残すことで、双方の認識を明確にし、安心して家づくりを進めることができます。
間取り作成段階の見落としがちなポイント
富士住建の間取り作成段階で見落としがちなポイントがあります。
それは、
- エアコン(室内機・室外機)
- 照明
- スイッチ
- コンセント
- 給排気口
- 各種リモコンの配置
- 分電盤
- パワコン
- 天井・床下点検口
- 火災報知器
- ニッチ
というような設備類です。これらの多くは、壁に設置されるため、希望の場所に壁がないと設置できません。
「後で考えれば良い」と考えていると、思いもよらぬ場所に設備が設置されたり、希望しない場所に設置されることになります。
例えば、エアコンでいえば、設置場所はエアコン本体分より大きい壁が必要ですし、エアコンの風の向きなども考慮する必要があります。また設置場所に合わせて、屋外に室外機が設置されるので、そのスペースも必要になります。
また、
- 外構
も後回しにしがちですが、後から通路幅が狭くなったり、門柱などを置くスペースがなくなってしまう可能性もあるので、注意しましょう。

毎日使うものだからこそ、ちょっとした不便がストレスになりそうです

入居後の生活をシミュレーションして、細部まで確認しましょう
これらのポイントを事前にしっかり検討することで、ストレスのない快適な暮らしが実現します。
当然出来るだろうという考えは危ない
間取り設計において『当たり前』という思い込みは、後々の後悔や追加費用に繋がる可能性があります。
富士住建で間取りを考えている方のなかには、もう既に他社でたくさんの間取りや見積もりの提案を受けている方もいらっしゃると思います。
そのなかで、他社なら当たり前に、そして、価格もあまりかからずに実現できたことが、富士住建でも当然出来るとは限りません。
富士住建の自由設計(フリープラン)は魅力的ですが、建築には構造上の制約や、耐震性、断熱性などの性能基準があります。
契約してから後で伝えればよいかと思っていると、富士住建ではできなかったり、費用がとてもかかって諦めざるを得なくなってしまう場合もあります。

私たちの希望が、構造上の理由で実現できないことがあるのでしょうか

早めに具体的な希望を伝え、実現可能性を確認することが大切ですす
どんな小さな疑問や希望も、営業担当者に具体的に確認し、実現可能かどうかを明確にしておくことが、後悔しない家づくりの鍵を握ります。
注文住宅で実現したいことは、できる限りすべて営業担当さんに伝えるようにしましょう。
本図面の承認前のチェック内容について
富士住建は契約後に間取りを確定させる”本図面承認”というプロセスがあり、これ以降基本的に建物構造関わる変更はできなくなります。
最終的な本図面の承認は、間取りが確定する最後のチャンスです。
本図面の承認前のチェック内容については以下の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
まとめ
富士住建で理想の注文住宅を建てるために、間取り設計の進め方やポイント、注意点を解説しました。
最も重要な点は、具体的な「目的」を伝え、営業担当者と綿密に連携し、後悔のない間取りを実現することです。
富士住建で後悔のない注文住宅を実現するためには、希望する全ての要素を営業担当者に具体的に伝えることが不可欠です。
よくある質問(FAQ)
- Q富士住建での間取り設計は、どの程度自由にできますか?
- A
富士住建の注文住宅は、お客様のライフスタイルやご家族構成に合わせて、一から間取りを設計する「フリープラン」です。
高い自由度があり、要望を細部まで反映させられます。
ただし、「フル装備の家」として提供される標準仕様の設備や、建物の構造上必要な制約を考慮しながら設計を進めていく必要があります。
- Q漠然とした理想の間取りイメージを、どのように営業担当さんに伝えたら良いでしょうか?
- A
理想を明確に伝えるためには、「LDKは20畳以上ほしい」という「手段」だけではなく、「6人掛けのダイニングテーブルと家族全員がくつろげる大きなソファを置きたい」のように、具体的な生活シーンや目的を伝えることが大切です。
例えば、ご自宅に帰ってからの行動動線や、休日をどのように過ごしたいかなど、日々の暮らし方をイメージして伝えることで、営業担当者も要望を深く理解し、最適な提案をしてくれるでしょう。
- Q間取りの打ち合わせは何回までできますか? 契約を急かされることはありますか?
- A
富士住建では、間取りの打ち合わせ回数に制限がありません。
納得いくまで、何度でもプランを練り直すことができます。
値引き交渉がないため、「今月中の契約で〇〇万円値引き」といった契約を急かされることもありませんから、じっくりと理想の間取りを追求してください。
焦らず、自身のペースで進めていくことが、後悔のない家づくりにつながります。
- Q間取り設計の際に、特に見落としやすいポイントや注意点があれば教えてください。
- A
間取り設計では、大きな空間の配置だけでなく、細かな設備類の設置場所を見落としがちです。
エアコンの室内機・室外機の位置、照明やスイッチ、コンセントの数と配置、給排気口、ニッチ、分電盤といった、日々の生活に直結する部分まで、具体的にイメージしながら決めていく必要があります。
また、駐車場や庭などを含めた外構計画も、後回しにすると後から変更が難しくなるため、間取りと並行して考えるようにしましょう。
- Q契約後に間取りの変更はできますか? また、追加費用は発生しますか?
- A
契約後でも間取りの変更は可能です。
そのこと自体に追加費用はかかりません。
富士住建では契約後に「本図面承認」というプロセスがあり、それ以降は建物構造に関わる変更は基本的にできなくなります。
そのため、契約前や本図面承認のタイミングで、希望や懸念点はすべて営業担当者に伝え、確認しておくことが重要です。
- Q富士住建の「フル装備の家」という特徴は、間取り設計にどのように影響しますか?
- A
富士住建の「フル装備の家」は、キッチンやお風呂、洗面台といった高品質な水回り設備をはじめ、エアコンやカーテンレールまで、通常オプションとなる多くの設備が標準で含まれています。
これにより、設計の初期段階からこれらの充実した標準品を間取りに組み込むことができるため、予算を気にせずこだわりを形にしやすくなります。
追加費用を抑えながら、快適な住空間を実現できるのは大きなメリットです。





