見出し | 内容 |
---|---|
二世帯住宅の基本知識 | ・二世帯住宅の種類として「完全分離型」「部分共有型」「同居型」「別棟型」の紹介 ・それぞれの型におけるプライバシー、費用、利便性の特徴の説明 |
富士住建で二世帯住宅は建てられる? | ・富士住建での二世帯住宅建築が可能であること ・筆者の実例(完全分離型)の提示 ・二世帯住宅は設備数の増加や延床面積が広くなる特徴があること |
富士住建の二世帯住宅の注意点 | ・標準仕様の設備は基本的に1世帯分であり、2つ目以降は追加費用が必要なオプション扱い ・トイレと洗面台は標準で2つまで設置可能 ・キッチン、風呂、玄関ドア、光熱費メーター分離などで追加費用が発生する可能性 ・床材は1種類のみ、クロスは部屋ごとに選択可能といった仕様上の注意点 |
まとめ | ・富士住建の二世帯住宅は設備1つが標準、2つ目以降はオプション費用が発生 ・完全分離型ではキッチン、風呂、玄関ドア、光熱費メーター分離などで追加費用 ・トイレと洗面台は標準で2つまで設置可能であることの再確認 |
富士住建で完全分離型の二世帯住宅を建てた自身の経験をもとに、その特徴や一世帯住宅との違い、注意点を解説します。
この記事を読むことで、富士住建での二世帯住宅(特に完全分離型)に必要な費用感や、標準設備とオプションの考え方が具体的にわかります。
後悔のない注文住宅づくりのための重要な判断材料が得られます。

富士住建で完全分離の二世帯住宅を考えてるけど、標準設備はどうなる?追加費用はどれくらいかかるんだろう?

設備は基本的に1つが標準ですが、追加になる費用や注意点をこの記事で詳しく解説しますね
- 二世帯住宅の基本的な種類と特徴
- 富士住建における二世帯住宅建築の基本方針
- 富士住建の二世帯住宅での標準設備とオプションの考え方
- 完全分離型二世帯住宅で発生する主な追加費用項目とその目安
この記事を書いた人
- 関東で注文住宅の家づくりを検討
- 様々な建築会社(ハウスメーカー、工務店、設計事務所など)を自分の手足で調査
- 注文住宅は富士住建に依頼
二世帯住宅の基本知識
まずは、二世帯住宅の基礎知識について紹介します。
二世帯住宅の種類とその特徴
完全分離型
同じ建物の中に、2つの玄関、2つのリビング、2つの水回りなどが存在し、親世帯と子世帯が完全に分離された空間で生活できるタイプの二世帯住宅になります。完全分離とはいっても、一軒の家として建設する場合は、内部のどこかがつながっていて行き来できるようになっている必要があります。居住スペースが完全に別れているので、プライバシー面でメリットがあります。
部分共有型
玄関だけを共有している、お風呂を共有しているというようなタイプの二世帯住宅が部分共有型の二世帯住宅になります。設備を共有して使うことができるので、ある程度のプライバシーは確保しつつ、価格面でもメリットがあります。
同居型
親世帯と子世帯が同じ設備を共有して同居する二世帯住宅が同居型の二世帯住宅になります。サザエさん一家と同じ暮らし方になります。一つの設備を共有して使うことになるため、建物もコンパクトで価格面でのメリットがあります。
別棟型
繋がった敷地内に2軒の別々の家を建てるというのが別棟型の二世帯住宅になります。別々の家になるので、プライバシーはもちろん、将来的に一つを売却することができるというような利点があります。
富士住建で二世帯住宅は建てられる?
多くの建築会社同様、富士住建では二世帯住宅を建築することができます。そして我が家は「完全分離の二世帯住宅」になります。
二世帯住宅だからといって特に特別なことはありません。単に、設備の数が多くなったり、延床面積が広くなるというイメージです。
富士住建の二世帯住宅の注意点
- 標準仕様とオプション設備の考え方
- 富士住建の二世帯住宅で発生する追加費用等
2つ目の設備・仕様はどうなる?
富士住建では、二世帯住宅の場合でも標準設備は基本的に1世帯分です。標準仕様は1世帯分のため、2つ目以降の設備はオプションとなり追加費用が必要です。
費用算出の基本的な考え方は一世帯住宅と同様で、「延床面積 × 坪単価 + オプション費用」となります。二世帯住宅で2つ目の設備が必要な場合、その設備はオプションとして追加費用が発生します。
ただし、トイレと洗面台は標準で2つ設置可能なため、これらを採用する場合、追加費用はかかりません。
富士住建の二世帯住宅で発生する追加費用等
坪数に応じた費用
富士住建は坪単価制なので、二世帯住宅にかかわらず、坪数が広くなればその分費用が追加されます。
富士住建の坪単価の目安:約50万円
キッチン
2台目のキッチンを設置する場合は、追加費用が必要です。基本は、標準仕様であるトクラス・クリナップ・タカラスタンダードのキッチンを選びますが、必ずしも標準仕様と同じ種類のキッチンを選ばなくてはいけないわけではありません。また、1つ目と2つ目のメーカーを揃える必要はありません。
2台目キッチン費用の目安:150万円〜
お風呂
2台目のお風呂を設置する場合は、追加費用が必要です。基本は、標準仕様であるトクラス・TOTOのお風呂を選びます。サイズは標準の1坪サイズの大きいお風呂である必要はありません。1つ目と2つ目のメーカーを揃える必要はありません。
2つ目のお風呂の費用の目安:100万円〜
洗面・トイレ
トイレや洗面については、富士住建は標準で2つずつがつくので、それらを採用すれば追加料金はかかりません。グレードアップする場合は差額がかかります。
床材(無垢・複合フローリング・フロアタイル)
富士住建は無垢床か複合フローリングを選択できますが、二世帯住宅でもどちらか一つしか選択できません。色は、世帯ごとはもちろん、居室ごとに選ぶことはできます。
クロス
標準のクロスは追加料金無しで全居室で選び分けることができます。
窓・カーテン
各部屋の種類・大きさごとに標準装備される窓は決まっています。その数を超える場合は追加の費用がかかります。標準の窓にはカーテンがつきます。標準外の窓を追加する場合は、カーテンの追加費用もかかります。
玄関ドア・インターホン等
玄関を2つにする場合は、2個目の玄関ドアやインターホンの追加費用が必要です。
2つ目の玄関ドア費用の目安:30万円〜
靴収納(シューズボックス)
2つ目の靴収納を設置する場合は追加費用が必要です。
2つ目の靴収納(シューズボックス)の費用の目安:15万円〜
シャッター
標準でつくシャッター数は3台までで、標準数(3台)以上を設置する場合は追加費用が必要です。
追加のシャッターの費用の目安:5万円〜
エアコン
標準で6畳エアコン5台までで、標準数(5台)以上を設置する場合は追加費用が必要です。
追加のエアコンの費用の目安:7万円〜
太陽光
延床面積によって標準で搭載される太陽光発電のパネル容量が変わります。電気メーターや太陽光発電を世帯ごとに分ける場合は、追加のパワーコンディショナー費用が必要です。標準容量より多くの太陽光パネルを積載する場合も、追加費用が必要です。
追加のパワコンの費用の目安:30万円〜
電気、ガス、水道
電気、ガス、水道のメーターを世帯ごとに分ける場合は、それぞれの工事費や設備費用(ガス給湯器など)が追加で必要です。
- 各種工事費用
- ガス給湯器等の設備費用
ガス給湯器の費用の目安:約20万円〜
まとめ
この記事では、私自身が富士住建で完全分離型の二世帯住宅を建てた経験をもとに、その特徴、標準装備とオプションの考え方、具体的な費用や注意点を解説しました。
富士住建での二世帯住宅建築における坪単価の考え方や、価格に関わるポイントがわかります。
- 富士住建の二世帯住宅は基本的に設備1つが標準、2つ目以降はオプション費用
- 完全分離型ではキッチン、風呂、玄関ドア、光熱費メーター分離などで追加費用が発生
- トイレと洗面台は標準仕様で2つまで設置可能
- 坪単価制のため延床面積に応じて費用が変動
富士住建の二世帯住宅に関する情報はまだ多くありません。
この記事を、みなさんが注文住宅を検討する際の具体的な判断材料として役立てていただけると嬉しいです。
よくある質問(FAQ)
- Q富士住建の坪単価は、二世帯住宅にすると変わりますか?
- A
坪単価自体は変わりません。富士住建の費用は「延床面積 × 坪単価 オプション費用」で計算されます。したがって、二世帯住宅で延床面積が広くなれば、その分費用が増加します。
- Q親世帯と子世帯で、好みのキッチンメーカーが違う場合、選べますか?
- A
はい、選べます。1台目は標準仕様のメーカーから選びますが、2台目はオプション扱いです。1台目とは異なるメーカーのキッチンを選ぶことも可能です。
- Q完全分離型にした場合、光熱費の請求を完全に分けることは可能ですか?
- A
はい、可能です。電気、ガス、水道のメーターを世帯ごとに別々に設置する工事を行えば、請求を完全に分離できます。しかし、メーターの追加設置や、世帯ごとに給湯器などが必要になる場合、別途費用がかかります。
- Q二世帯住宅の打ち合わせは、親世帯も毎回参加した方が良いですか?
- A
毎回必ず参加する必要はありません。しかし、間取りや共有スペースの仕様、親世帯が主に使用する設備の選択など、重要な決定事項に関する打ち合わせには、ご参加いただくことをおすすめします。双方の意向を直接伝え合うことで、認識のずれを防ぎ、より満足度の高い家づくりが実現します。
- Q富士住建のショールームで、二世帯住宅の実例は見られますか?
- A
しかし、ショールームでは、キッチンやバスルームなど、二世帯住宅で複数設置を検討されることが多い設備のグレードや種類を確認できます。また、営業担当者に相談すれば、過去に建築された二世帯住宅の写真や間取り図などの実例を紹介してもらえる場合があります。