富士住建で家づくりを検討されているみなさんにとって、玄関まわりの標準仕様は非常に重要なポイントです。
この家の顔とも言える玄関が、本当に理想の暮らしに合致するのかと不安に感じる方もいらっしゃいます。
この記事では、富士住建の玄関まわりの具体的な標準仕様について、詳しく解説します。

「完全フル装備の家」って言うけど、玄関には具体的に何が付いてくるんだろう?

富士住建の玄関まわりの標準仕様を具体的に把握し、後悔のない家づくりにつなげましょう
一戸建ての玄関の重要性
まずは、一戸建ての玄関の重要性について解説します。
玄関は毎日通る家の顔
玄関は、毎日必ず通る場所で、外からも見える場所です。
家族はもちろん、来客も玄関を訪れることはありますし、玄関を通って家の中に入ることもあります。玄関はただの出入り口ではなく、その家の顔といっても過言ではありません。
例えば、約7割の人が家の第一印象を玄関で判断するという調査結果もあります。

玄関の印象で家のイメージが決まるって聞くけれど、具体的にどんなポイントに気をつけたら良いのかな?

第一印象は、清潔感と機能性から生まれることが多いです
きれいに整頓され、動線が確保された玄関は、そこに住む人の暮らしぶりを象徴します。
快適で美しい玄関は、家族にとってはもちろん、訪れる人にとっても心地よい印象を与えます。
家の外と中をつなぐ場所
玄関は家の外と中を区切る場所です。玄関の内側は家の中で、玄関の外側は家の外です。この場所が家の中と外を繋ぐ区切りとなるため、単なる出入り口を超えた存在になります。
外から持ち込む汚れや花粉、ウイルスなどを室内に入れない工夫は、健康的な生活を送る上で欠かせません。
例えば、土間収納を設けることで、靴やベビーカー、アウトドア用品などを整理して収納し、汚れが広がらないように防げます。

外からの汚れを家の中に持ち込みたくないし、家族の動線もスムーズにしたいけれど、どうすればいい?

動線と収納計画が、家の中の快適さを生み出す鍵となります
家族のライフスタイルに合わせた収納計画や、スムーズな動線設計により、毎日の出入りが快適になります。
外から帰ってきた際に、コートをかけたり手を洗ったりといった一連の動作がスムーズに行えるかは、玄関の使い勝手を大きく左右します。
家に帰ってきた安心感
ここまで書いたように、玄関は外から帰ってきたときに最初に通る場所です。
一日を終えて家に帰ってきたとき、玄関は心理的な安らぎを与えてくれる場所が理想です。
家に帰ってきたという安心感を最も感じるのが玄関であり、玄関の雰囲気によってその日の疲れた気持ちが和らぐかもしれません。
明るく広々とした空間や、すっきりと片付いた玄関は、一日の疲れを癒し、ほっと一息つける瞬間を生み出します。
例えば、明るい照明や、開放的な吹き抜けの玄関は、より一層の広がりを感じさせ、帰宅時の気分を高めます。

仕事や学校から帰ってきて、ほっと一息つける玄関にするには何が大切ですか?

気持ちの良い空間は、一日の疲れを癒やす効果があります
適切な収納計画により、家族それぞれの靴や小物が整理され、玄関が常にきれいに保たれます。
そうすることで、いつでも気持ちよく迎え入れられる空間が作られ、安心感へとつながります。
富士住建の玄関まわりの標準仕様
富士住建の玄関まわりの標準仕様について紹介します。
玄関ポーチ
富士住建は玄関ポーチの施工も標準の範囲内になります。ただし、外構工事で段差を解消する必要が出る場合もあります。
玄関ドア
富士住建の玄関ドアはYKKのYKK InnoBest D50の親子玄関ドア(形材断熱枠仕様)が標準です。
デザインも豊富に選べるほか、YKK InnoBest D70や樹脂複合枠仕様と比較すると断熱性能は劣りますが、十分な断熱性能になります。
親子ドアというのは、扉が2枚ついておりロックを解除すれば両側の開閉が可能となる扉です。普段、開閉する機会は少ないですが、大型の荷物の搬入時や車椅子を使う場合などに便利な仕様になります。

断熱性能が高いのは嬉しいけれど、デザインの選択肢はどのくらいあるのでしょうか?

数種類のデザインとカラーバリエーションから、理想の玄関ドアが見つかります

リモコンキー、タグキー、スマートコントロールキー付き
- リモコンキー2つ
ドアから離れていても、リモコンキーのボタン一つで施解錠が可能です。また、リモコンキーを持っていれば、ハンドルのボタンを押すだけで開け閉めできます。
いわゆる車のスマートキーのように、鞄やポケットにしまったままでも解錠・施錠ができます。
- タグキー3つ
それとは別にタグキーもついていて、タグキーを近づけるだけで簡単に解錠・施錠ができます。
- スマートコントロールキー(専用アプリ対応)
さらに、専用アプリの操作でリモコン操作と同様に解錠・施錠が可能です。
ちなみにリモコンキーとタグキーには、それぞれ本物の鍵(ディンプルキー)が収納されていて、万が一電池切れの際にも解錠・施錠が可能です。
タイル
玄関の土間部分には、玄関タイルとしてアイコットリョーワのフォーチュンハンマーが標準仕様となります。色を複数から選ぶことが可能です。

シューズインクローゼット、土間収納
富士住建はシューズインクローゼットや土間収納は標準仕様というわけではなく、希望の間取りプランによって提案されます。
シューズインクローゼット、土間収納を採用する場合、単純な坪数増加による坪単価分の費用がかかります。また、玄関タイル面積の増加によって、タイルの追加料金がかかる場合もあります。それ以外には、収納ドアや可動棚などを設置する場合に、オプションとして追加費用がかかります。
富士住建のシューズボックスは標準仕様で大容量ではありますが、ベビーカーや子どもの外遊びのおもちゃ、ガーデン用品、キャンプ用品などがあるという方は、土間収納が便利です。

※ 土間収納 Google検索 より
シューズボックス(靴収納)
シューズボックスは必ずこのサイズを入れなければいけないわけではなく、大きさを小さくしたり、下半分のカウンターにするといったアレンジも可能です。色は床材と合わせて複数から選ぶことが可能なほか、取っ手付きのものとフラットなタイプから選ぶことができます。
標準のシューズボックスには全身鏡もついているので、お出かけ前の身だしなみのチェックにも便利です。


インターホン(ドアホン)
富士住建はインターホンも高機能なものが標準仕様です。
新しくPanasonic製の高機能ドアホン(例:VL-SWH710KS)が採用されており、スマホ連動で外出先でも来客応対が可能になり、緊急時のお知らせを受け取ることができます。
センサーライトカメラ
建物外壁につけるセンサーライトカメラも1台が標準仕様になります。センサーライトカメラの様子は、インターホンの画面から見ることが可能です。
解錠・施錠スイッチ
富士住建の玄関には解錠と施錠のスイッチがつくので、土間に降りずに玄関ドアの施錠や解錠が可能です。
玄関照明
富士住建は照明も必要最低限のものが標準仕様でつきますが、建物外部の玄関ポーチには、センサーで自動点灯する照明が標準採用されます。防犯の効果も期待でき、つけっぱなしにする必要がないので節電の効果もあります。
また、建物内部の玄関ポーチもPanasonicの「勝手にスイッチ」というセンサースイッチをオプション採用することで、センサー式にすることが可能です。



玄関ホールからLDKへの親子扉
玄関ホールからLDKに通ずる扉は、ウッドワンの親子扉が標準仕様になります。
間取りによるため、玄関からLDKに通じる扉で親子扉を採用しなければいけないわけではありません。普通の開き戸にもできますし、差額で引き戸などにも変更できます。もちろん、扉なしも可能です。また、玄関ホールとは別の場所に親子扉を設置することも可能です。

富士住建の間取りで玄関まわりの注意点
富士住建の間取りで玄関まわりの注意点について解説します。
玄関からの動線は暮らしやすくなっているか?
玄関からの動線が暮らしやすいかどうかが、富士住建の間取りを考える際のポイントになります。
例えば、
- 外で買い物をして帰ってきたら
- 宅配が届いたら
- 庭の手入れのために外に出たら
- 子どもが帰ってきたら
- 泥だらけで帰ってきたら
- 親戚や友達が訪ねてきたら
- 出発前にトイレに行きたくなったら
- 帰ってすぐにトイレに行きたくなったら
- 部屋に忘れものがあることを思い出したら
- 車椅子で生活することになったら
- 家族が同時に玄関から出発したら
というような、想定できる様々なパターンで動線をイメージしてみて、暮らしやすくなっているのか考えてみると良いと思います。

泥だらけで帰ってくる子どもがいるけれど、リビングが汚れるのは避けたいな

ウォークスルー型のシューズインクロークや裏動線の確保が解決策になります
収納量は足りているか?
玄関は、靴だけでなく、傘、ベビーカー、アウター、スポーツ用品など、さまざまなものを収納する場所であり、適切な収納量を確保することがすっきりとした空間を保つ鍵です。
家族1人あたり靴を10足と仮定すると、夫婦と子ども1人の3人家族でも最低30足分の収納が必要です。
収納量が足りている間取りプランになっているかどうかも重要です。
- 靴・靴用品
- 傘
- 子どもが外で使うおもちゃ
- ベビーカー等
- 車椅子
- 園芸用品
- 車用品
- スポーツ・アウトドア用品
- コート
- 鞄

子どもの自転車やキャンプ用品も玄関に置いておきたいけれど、スペースが足りるか心配だな

可動棚やパイプハンガーを有効活用することで、デッドスペースを減らし収納量を増やせます
家族のライフスタイルや趣味を考慮し、将来的な荷物の増加も見越した上で、シューズインクロークの広さや可動棚の設置を検討することをおすすめします。
もちろん、すべてを玄関まわりに収納する必要はなく、居室の収納や外物置などに収納するという選択肢もあります。
ただ、収納は適材適所が基本です。例えば、庭で使う園芸用品が部屋の収納の奥にしまってあったら、使われることはなくなり、庭も荒れ果ててしまうかもしれません。もしくは、玄関に置きっぱなしになってしまうかもしれません。
窓や換気口の有無
玄関のシューズインクロークや土間収納などは、汗や土の匂いなどがこもりやすい部分でもあります。換気のための窓や換気口などの有無についてもきちんとチェックしましょう。
玄関ドア自体はガラス付きのものもあるため、それで採光量は足りているのか、追加で光を入れるための窓などが必要なのかという点も検討しましょう。

雨の日の湿気や、子どもの運動靴の匂いが気になるんだよね

窓の配置や、土間収納への換気扇設置を計画段階で確認することが大切です
採光と通風を考慮した窓の配置や、土間収納に換気扇を設けることで、常に清潔で快適な玄関空間を維持できます。
玄関ポーチからのアプローチや高低差
富士住建で間取りプランの提案を受けている段階では、間取りの平面図を見ることが多いと思います。間取りにばかり目が行ってしまい、玄関ポーチからのアプローチや高低差などもわかりにくくなってしまうことが多いです。
最初に書いたように、玄関は毎日通る家の顔になります。家の印象や使い勝手、雰囲気を大きく左右する部分と言っても過言ではないので、玄関ポーチの外側の部分にもよく目を向けてみると良いかもしれません。
まとめ
この記事では、富士住建の玄関まわりの充実した標準仕様を具体的にご紹介しました。
特に、YKK APの高機能な玄関ドアとスマートキーシステムが標準で備わっている点は、日々の暮らしに大きな安心と利便性をもたらします。
富士住建の玄関まわりの標準仕様は、あなたの快適な暮らしをサポートする充実した内容であるため、ぜひご自身の理想の家づくりに活かして、後悔のない選択をしてください。
よくある質問(FAQ)
- Q富士住建の玄関ドアはどのようなタイプが標準で採用されていますか?
- A
富士住建の玄関ドアは、YKK AP製の高断熱親子ドア「InnoBest D50」が標準採用されています。
スマートコントロールキー機能も備わり、リモコンキー、タグキー、そしてスマートフォンからの操作も可能です。
- Q富士住建の玄関まわりの収納はどの程度期待できますか?シューズインクローク(SIC)は標準ですか?
- A
標準で大容量のシューズボックスが備わります。
全身鏡付きで、サイズや色の変更も可能です。
シューズインクローク(SIC)や土間収納は間取りプランによって設置可能ですが、追加の費用が発生する場合があります。
- Q富士住建の玄関タイルは滑りにくい素材ですか?選べるデザインはありますか?
- A
はい、玄関の土間部分には、アイコットリョーワのフォーチュンハンマーが標準採用されています。
複数の色から選べ、滑りにくい加工も施されています。
- Q富士住建の玄関の照明やインターホンにはどのような機能がありますか?
- A
玄関の外部には人感センサー付きのLEDポーチライトが標準で設置されます。
インターホンは高機能なPanasonic製が採用され、スマートフォン連携による外出先からの来客応対や、お住まい地域の気象・災害情報を受け取れる安心アラート機能も備わっています。
- Q富士住建で玄関の間取りを検討する際に、後悔しないためのポイントは何ですか?
- A
家事や生活の動線を具体的にイメージし、玄関からの移動がスムーズか確認してください。
靴だけでなくベビーカーやアウトドア用品などの収納量も十分か、換気のための窓や換気口があるか、玄関ポーチからのアプローチや高低差も考慮すると良いです。
- Q富士住建の「完全フル装備の家」において、玄関まわりで他に標準装備されているものはありますか?
- A
玄関ポーチの施工も標準の範囲内です。
玄関ドアの解錠・施錠スイッチは、土間に降りずにドアの開閉ができる便利な機能です。
また、玄関ホールからLDKへの親子扉も、間取りによっては標準で採用できます。