理想の注文住宅を建てる際、外観デザインで後悔したくない、ダサくはしたくないと強く思っていませんか?
私も富士住建で理想の家を検討する中で、漠然としたおしゃれな家のイメージを具体的にどうすればいいのか、外観仕様の選び方についてずっと悩んでいました。

富士住建で思い描く外観を実現する方法が知りたいな

その悩み、具体的な知識と選択肢を知れば解決します
もし外観選びをあいまいなまま進めてしまうと、完成後に「なんか違う…」と理想とのギャップに苦しみ、ずっと後悔が残る家になります。
この記事にたどり着いている段階で、自分たちの思い描く理想のおしゃれな家のイメージが既にあるという方もいらっしゃると思います。
ただ、それが富士住建で実現できるかどうかはわからないので、まずは、この記事を参考に富士住建の標準仕様を理解してみましょう。
そして、本記事で紹介する富士住建で自分好みのおしゃれな外観の家にするための方法を参考に、自分たちの思い描く理想のおしゃれな家に近づけてみてください。
富士住建の外観の標準仕様まとめ
自分たちの思い描く理想のおしゃれな家を実現するためには、まずは富士住建の外観に関連する標準仕様の理解が不可欠です。
富士住建の建物の形
富士住建の標準の建物の形は、長方形に対して1箇所まで凹凸をつけられます。それ以上は追加料金が発生します。



軒の出、ケラバの出
軒は外壁から伸びている屋根の部分で、ケラバは切妻屋根の棟の両端部分になります。それぞれ、太陽の日射の遮蔽や建物を雨から守る機能があります。
富士住建の標準の軒の出とケラバの出は標準で595mm(約60cm)になります。さらに軒の先にはアルミ製の雨樋が155mm(約15cm)がつくので、実質的な軒の長さは約75cmとなります。追加料金で軒の出を延長することも可能です。
また、土地の事情(北側の斜線制限)などによっては、希望通りの長さの軒を出せない場合もあります。

基礎
富士住建はベタ基礎が標準で 立ち上がり H430 × W150 (高さ43cm、幅15cm)となります。

基礎ハウスシューズ(基礎の保護塗装)
ハウスシューズは、基礎の表面分(外側の見えている部分)の保護するための塗装のことです。ハウスシューズは富士住建の標準仕様になります。
色は、
- グレー
- ベージュ
の2色になります。

※富士住建の技術より
外壁の標準仕様
外壁は、ニチハのfugeプレミアムというサイディング外壁が標準仕様です。
- ロングメンテナンス
- 四方合いじゃくり
- マイクロガード
という特徴があります。
一般的なサイディングの繋ぎ目の部分には目地と呼ばれるシーリング材が施されています。街で見かける家のサイディングによく見られる縦線のコーキングのような目地です。
fugeプレミアムの場合、この目地が一般的なサイディングと比べて継ぎ目が目立ちにくくなっている点です。これは、デザイン面でも優位性があります。
また、この目地のシーリングは10年~15年位でひび割れが発生し打ち直しが推奨されています。fugeプレミアムであれば、そのようなシーリングの打ち替えや外壁の塗替えなどのメンテナンスコストを大幅削減できます。
詳しくはニチハの以下のページを見てみてください。
ニチハfugeプレミアムのデザインと種類
木目、石目、塗り壁調のような様々なデザインと色の選択肢があります。標準では2色まで追加料金なしで採用することができます。
ニチハの以下のページも参照してみてください。

標準以外の外壁は選べる?
標準以外の外壁も選択可能ですが、富士住建ではニチハのfugeプレミアムが標準仕様であり、ほとんどの施主がこの標準仕様を選択しています。ニチハのfugeプレミアムの標準以外のデザイン・色を選択するケースは存在します。
屋根
屋根の標準は、
- 瓦
- コロニアルグラッサ
を選択できます。特段の理由がなければ瓦を選択する人が多いです。
瓦は栄四郎瓦株式会社の
- ローマンLL40 Hyper-Z
- プラウドUU40G
- プラウドBB40 Hyper-X
- カパラスKS40
などがあります。
屋根は下からでも見えるので、外観の良し悪しを左右します。

標準以外の屋根は選べる?
標準以外の屋根材も選ぶことはできるかもしれませんが、瓦屋根が選択肢にある時点で、よほどの事情がない限り標準以外をあえて選ぶという人は稀でしょう。
軒天
富士住建は標準の軒天は “白” になります。
軒天の色を変えたり、木目調などに変更することも可能ですが、追加料金がかかります。外壁のデザイン・色はたくさんあるので、つい見落としてしまいがちですが、軒天は、外壁とのバランスにおいて、非常に重要な部分になります。

※Google検索 軒天より
雨樋
建物の外観に大きく影響を与えるのが、雨樋です。富士住建の場合は軒先にアルミ雨樋がつくのが標準となっています。
アルミ雨樋は、
- エッグシェル
- ステンゴールド
- ブラウン
- ブラック
の色から選ぶことができます。

破風
破風とは、屋根の妻側の端の部分のことです。切妻屋根の両側面です。

※Google検索 破風より
富士住建は破風の色も選択できます。
- シャインホワイト
- シャイングレー
- シャインブラウン
- シャインブラック

バルコニー・ベランダ
富士住建は標準仕様にバルコニー・ベランダが含まれています。
ベランダ・バルコニーの張り出しは外観の印象を左右します。
また、
- 笠木 ・・・ 階段やベランダ、バルコニー上部に設置されている部材
- 手摺
なども建物の外観を左右する要素になります。
そして、以外と見落としがちなのが、ベランダの内側にも外壁材が貼られるということです。室内からの見た目も左右するので注意しましょう。

玄関タイル
富士住建の玄関タイルは、
- アイコットリョーワ フォーチュンハンマー
玄関床タイルのカラーが選べます。
タイルは室内の内玄関と外部の外玄関の両方にまたがるので、外観を左右します。

玄関ドア
- YKK InnoBest D50の親子玄関ドア
玄関ドアは毎日必ず目にする家の象徴的な場所と言っても過言ではありません。

テレビアンテナ
富士住建はテレビを見るためのアンテナ本体は標準仕様に含まれておりません。最近はアンテナを設置しない人も多いためです。
テレビを見るには大きく3通りの方法があります。
- 普通のテレビアンテナをつける(八木式アンテナ)
- デザインアンテナをつける
- ネットの光回線のテレビを契約する(アンテナ無し)
最近ではネットの光回線テレビを契約する人も多く、アンテナを設置しないという人も増えてきています。アンテナ設置費用はかからないですが、月々の利用料がかかります。
アンテナを設置する場合は、建物の外観にアンテナが設置されることになるので、見た目を左右することになります。
アンテナを設置する場合、外観だけを重視する場合は、一番スッキリとした見た目はデザインアンテナですが、テレビの電波の受信状況によっては設置ができない場合があります。

※Google検索 八木式アンテナ より

給排気口
24時間換気やレンジフードなどの給排気口も建物外観部分に設置されます。外壁に設備がつく形なので、建物のデザインにも影響を与えます。
外壁との調和を考え、必要であれば色を指定するようにしましょう。

外部コンセント、EVコンセント、電気メーター、ジャンクションボックス等
外部コンセントを設置する場合は、気になるようでしたら色を指定しましょう。

EVコンセントは以下のカラーを選べます。

ジャンクションボックスは主に外構用の箱形のボックス内で、電線やケーブルの中継・分岐設備になります。外構で照明や門柱などを設置する場合に必要になります。こちらも気になるようでしたら色を指定しましょう。

窓枠の外観色
窓の外観側の枠色は選択ができます。窓枠の色によって外観のイメージも大きく変わります。

シャッターの外観色
標準仕様のシャッターは、外観の色も選択します。窓枠の外観色と揃えるのが無難かもしれません。

室外機や給湯器の位置
エアコンの室外機や給湯器などの位置は外観の見た目にも大きく影響を与えます。建物の正面側にエアコンの室外機があるとなかなか存在感が大きくなります。しかも、間取り検討段階では後回しにしがちなので、後からだとどうにもできなくなってしまうこともあります。
給湯器は、エコワンやエコキュートにすると、サイズも大きくなるので注意しましょう。

※Google検索 室外機より
富士住建で自分好みのおしゃれな外観の家にするためには?注意点
おしゃれかどうかは、好みの問題もあるので、この通りにやればよいという正解は必ずしもありません。自分たち家族の考えにあった好みに近づけていく必要があります。
富士住建の事例で好みの外観を見つける
富士住建の事例で好みの外観を見つけるのが手っ取り早いです。基本的に似たような仕様で建てているので、イメージと実際に建った後のギャップが少ないです。
事例は、富士住建のホームページやSNSなどで見つけることができる他、ショールームにも過去の事例の写真集などが置かれているので見ることできます。もし好みの外観の建物が見つかれば、各建材でそれと同じような配色を選んでいけばよいです。
好みの外観の事例がみつからない、もっと探したい場合
実際のところ、建物の外観はプライバシーの問題もあり、なかなかインターネット上でも見つけにくいです。もし、好みの外観が見つからない場合、標準仕様のfugeプレミアムが採用された事例に選択肢を広げて探してみましょう。
ニチハの公式はもちろん、タマホームやアイ工務店、福工房などのハウスメーカーでもfugeプレミアムの外壁が採用されているケースがあります。
他社の事例を参考にする際は、屋根や軒天、玄関ドアなどの細かい部分が富士住建の標準的な仕様と近いかどうかをチェックしながら、富士住建でも似たように実現できるのかどうかを確認しましょう。例えば、富士住建の軒天の標準は白です。おしゃれだなとおもった事例の軒天が白以外という場合は、富士住建では追加料金が掛かる可能性が出てくるので注意しましょう。
建物の形はシンプルに
でこぼこやおうとつが多い形の家はダサく見えてしまうことがあります。そして、建築コストも上がったり、屋根の形状が複雑になると雨漏りのリスクも高まります。
建物の形はできる限り、シンプルにしていくのが良いでしょう。
窓の位置にも気を使う
窓は建物の外観の目といえるポイントで、窓枠もあるので、存在感があります。
- 大きさや並びを揃える
- あえてずらす
というのも注文住宅ならではの、家をおしゃれに見せるポイントです。
色の数は2〜3色に以内におさえ調和を考える
おしゃれな家というのは全体でおしゃれになります。外観がごちゃつくとおしゃれに見えなくなります。
- 屋根
- 軒天
- 破風
- 窓枠
- 玄関タイル
- 雨樋
- 基礎
- 玄関ドア
- 外構計画
などの色は基本は2〜3色に以内におさえ、それぞれの調和がとても大切です。
ついつい外壁選びにばかり気を取られてしまいがちですが、自分好みの外壁のデザインと色を選べば、家がおしゃれになるわけではないので、他の部分全体との調和も考えてデザインを選んでいく必要があります。
外構・周辺環境も考慮する
建物の外観が希望通りになれば、自分好みのおしゃれな家が完成するわけではありません。
建物の印象は、外構計画によっても大きく変わります。おしゃれに見える建物は実は、外構がおしゃれだったというのはよくある話です。
- 門柱
- フェンス
- 植栽
- 庭
- 駐車場
など外構計画も合わせて建物全体の印象が変わるので、非常に重要です。

また、外構と同様に周辺環境によっても大きく変わります。
過去の事例などでおしゃれだなと思った建物を真似したとしても、周辺環境が異なると、また違った印象になります。例えば、周囲が畑に囲まれている土地に建っている建物と、住宅密集地で建物に囲まれている土地に建っている建物は、同じ外観だとしても印象は変わるはずです。
建物だけで完成を目指さずに、外構計画や周辺環境もセットで考えると、より自分好みのおしゃれな外観に近づけることができるかもしれません。
光の当たり方で見え方が違う点に注意
外壁等の色は、光の当たり方によっても見え方違います。室内のショールームで見ているのと、外で日光がよく当たる場所や日陰でも見え方は結構異なるという点も注意しながら外壁を選んでいきましょう。
ショールームは行くべき?
建物の外観関連でショールームに行くとしたら、外壁のニチハのショールームが選択肢に上がると思います。
ニチハのショールームに出向けば、標準の外壁のfugeプレミアムの詳しい仕様を聞くことができるほか、より詳しいアドバイスや外観のパースなども見ることができます。
ただし、富士住建の営業さんも外観のパースは作成することができるので、絶対にニチハのショールームにいかないといけないということではありません。
まとめ
富士住建で理想の注文住宅を建てる上で、外観デザインは非常に重要なポイントです。
この記事では、標準仕様の「ニチハのfugeプレミアム」をはじめ、外観を構成するあらゆる要素と、それらをおしゃれにまとめるための具体的な視点についてお伝えしました。
おしゃれな外観に完璧な正解はありませんが、この知識を活用すれば、あなたの理想の家に必ず近づけるはずです。
ぜひ、この記事で得た知識を活かして、ショールーム訪問や担当者との具体的な相談を進め、後悔のない外観デザインを実現させてください。
よくある質問(FAQ)
- Q富士住建の家で、フュージェプレミアム以外の外壁材を選ぶメリットはありますか?
- A
富士住建では基本的にニチハのフュージェプレミアムが標準仕様として推奨されます。
フュージェプレミアムは、耐久性やメンテナンス性、そしてシーリングレスによる美しいデザインが特徴です。
標準以外の外壁材を選ぶ場合、追加費用が発生します。
特に性能面でフュージェプレミアムを上回る明確なメリットは少ないですが、どうしても特定の素材感(本物の塗り壁やタイル、木材など)や、フュージェプレミアムにはないデザイン・色を採用したい場合に検討することになります。
費用と性能、デザインのバランスをよく考える必要があります。
- Q屋根の瓦とコロニアルグラッサ、どちらを選ぶべきか迷っています。選び方の基準を教えてください。
- A
屋根材を選ぶ際は、家のデザイン全体との調和やメンテナンス性を考慮してください。
瓦は耐久性が高く、メンテナンスの手間が比較的少ない点が特徴です。
和モダンなど、落ち着いた雰囲気の家によく似合います。
一方、コロニアルグラッサは軽量でカラーバリエーションが豊富であり、シンプルモダンな外観にも馴染みやすいです。
どちらも標準仕様なので、コスパの面では瓦が圧倒的に良いです。
両者とも機能性に優れていますが、長期的な視点と外観デザインの好みに合わせて検討しましょう。
- Q富士住建で外壁の色を選ぶ際、特に注意すべき点を教えてください。
- A
外壁の色を選ぶ際は、光の当たり方で見た目が大きく変わる点に注意が必要です。
ショールームやサンプルで確認する際は、必ず屋外や自然光の下でも見てみましょう。
また、外壁単独で色を決めるのではなく、屋根や軒天、窓枠、玄関ドア、雨樋など、外観を構成するすべての要素の色との調和を考えることが大切です。
全体で2~3色程度にまとめるのが、おしゃれに見せるコツです。
周辺環境との相性も考慮すると、より美しい外観になります。
- Qシーリングレスのフュージェプレミアムは、本当にメンテナンスが不要なのでしょうか?
- A
フュージェプレミアムは、シーリング材がほとんど不要なシーリングレス工法を採用しているため、通常のサイディングと比較してシーリングの劣化によるメンテナンスの手間が大幅に減ります。
これは大きなメリットです。
しかし、全く手入れが不要というわけではありません。
定期的に表面の汚れを落とすことで、フュージェプレミアムのセルフクリーニング機能が最大限に活かされ、長期にわたり外壁の美しさを保つことができます。
基本的な手入れで十分なため、メンテナンスは非常に楽だと考えてください。
- Q窓の配置を工夫することで、おしゃれな外観にするにはどうすれば良いですか?
- A
窓は家の「顔」の一つであり、配置やデザインによって外観の印象が大きく変わります。
全てを同じ大きさにするのではなく、大小さまざまな窓をリズム良く配置することで、奥行きと表情が生まれます。
縦長のスリット窓や横長のFIX窓は、シャープでモダンな外観を演出するのに効果的です。
採光や通風、プライバシーを考慮しつつ、外観全体で統一感のあるデザインを意識しましょう。
窓のサッシの色も、外壁の色に合わせて選ぶことで、引き締まった印象になります。
- Q富士住建で自分好みの「おしゃれな家」の外観にするには、どのような情報収集方法がありますか?
- A
自分好みの「おしゃれな家」の外観イメージを具体化するためには、多角的な情報収集が非常に役立ちます。
富士住建の公式ウェブサイトやSNSで公開されている建築事例はもちろん、モデルハウスやショールームで実際の建物を見ることも大切です。
さらに、インテリア雑誌やPinterest、InstagramなどのSNSで、好きなデザインの画像を集めてスクラップブックを作るのも有効です。
ニチハのフュージェプレミアムの施工事例を他社も含めて幅広く調べることで、素材の可能性を深く理解し、具体的なイメージを固めていくことができるでしょう。
集めた情報を元に、ご家族の好みに合った外観デザインの方向性を決めていきましょう。