高額な家づくりのなかで、床材選びで失敗しないか不安に感じていませんか?

うちのライフスタイルにぴったりの床材って、どうやって見つけたらいいんだろう?

それぞれの床材の長所と短所を比較して、あなたに最適な選択肢を見つけましょう
もし安易に決めてしまうと、毎日目にする床材に「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうかもしれません。
その悩みを解決する最適な床材選びのコツがあります。
もしあなたが理想の床材で後悔しない家づくりをしたいなら、富士住建の標準床材を比較検討してみてください。
この記事を読んで、富士住建の床材選びで後悔しない最高の家を手に入れたいと思ったら、ぜひ最後まで読み進めてください。
富士住建の床材の標準を解説。ウッドワンの無垢フローリングは傷つきやすい?朝日ウッドテックは?
富士住建の床材の標準仕様
富士住建の床材の標準仕様は、ウッドワンのピノアース(パイン無垢床)と朝日ウッドテックのライブナチュラルMSX(複合フローリング)の二種から選ぶことができます。
ウッドワンのピノアース(パイン無垢床)
ウッドワンの無垢ピノアースは、無垢材と呼ばれる、本物の木でできた床材でニュージーランド産のパインが使用されています。
6色(ナチュラル、ライト、ダーク、ミディアムブラウン、ミディアム、アイボリー)のなかから色を選ぶことができます。


富士住建は建具やシューズボックスなど他の標準仕様もウッドワン製のものが多いので、他の設備とのデザインの親和性も高いです。
朝日ウッドテックのライブナチュラルMSX(複合フローリング)
朝日ウッドテックのライブナチュラルMSXは合板の基材の上に、0.3mmの天然木が貼られている突板フローリングと呼ばれるもので、抗菌・抗ウイルス機能があり、ワックスフリーの床材です。


6色(ハードメープル、オーク、ディープブラウン、ブラックチェリー、ブラックウォールナット、パールホワイト)の中から色を選ぶことができます。
樹種が様々なので、ホテルライクや北欧系など様々な内装インテリアに合わせられます。
無垢床と複合フローリングの違い
- 無垢床・・・一本の木から切り出された木そのもの
- 複合フローリング(突板)・・・合板の基材の上に、0.3mmの天然木が貼られているもの
項目 | 無垢床 | 突板 |
---|---|---|
見た目 | 本物 | 本物と変わらない |
肌触り | 温もり、サラッ | やや冷たく硬い質感 |
傷耐性 | 柔らかく傷つきやすい | 傷つきにくいが、深い傷に注意 |
反り | 湿度変化で伸縮し反る | 伸縮しにくい |
メンテナンス | 削って再生可能 | 再研磨は不可 |
経年変化 | 色合いが変化する | 変化はしにくい |
無垢床は傷つきやすい?
結論から言うと、無垢床は傷つきやすいです。
無垢床は大きく針葉樹と広葉樹に分かれます。
- 針葉樹・・・杉、檜、レッドパイン
- 広葉樹・・・オーク(ナラ)、チェリー、メープル、ウォルナット
広葉樹は、ハードウッドとも呼ばれ、
- 硬い
- 落ち着いた高級感
- 傷がつきにくい
というよう特徴があります。
一方で、針葉樹はソフトウッドとも呼ばれ、
- 柔らかい
- ナチュラルで温かい
- 傷がつきやすい
という特徴があります。
その中でも、富士住建の標準である、ウッドワンのピノアースはニュージーランドパイン(ラジアータパイン)というニュージーランドの木材で、針葉樹ではありますが、やや硬めの素材になります。
広葉樹と比べると傷がつきやすく、杉などの針葉樹と比べると傷はつきにくいという傾向があります。
無垢床の傷の対策は?
- コーティングを施す
- 家具などの脚に保護材をつける
- へこみはスチームアイロンで復活
- 浅い傷は紙やすりとオイルで復活
無垢床の傷の対策で最も有効なのは、傷を味わいと捉えられるようにするということです。元も子もない対策になるかもしれませんが、傷を気にしなくて良くなるのでもっともコスパが良いです。
古いお寺や神社などの境内の床を想像してみてください。
傷や剥がれ、日焼けなどが目立っているところもあると思いますが、それに対しておかしい・汚いというような感情は抱かないと思います。このように傷も味わいと捉えられることができれば、無垢床はとてもおすすめできる床材になります。
無垢床と複合のどちらを選べば良い?
無垢床と複合のどちらを選べば良いか悩んでいる方向けに、私なりの考えを紹介します。
とにかく傷や汚れが嫌な人
とにかく傷や汚れが嫌な人は、より傷や汚れへの耐性が強い複合フローリングがおすすめです。逆に、無垢床の場合は、傷やシミはつくという前提で選んだほうが良いです。
掃除やメンテナンスが気になる人
濡れているものを置きっぱなしにすれば、シミになりますし、紫外線などの日焼けによって色の違いも出てきます。人によっては、定期的にワックスがけなどをして光沢を保ったり、新築時にコーティングを施す場合もあります。もちろん、傷はつくものなので、定期的な掃き掃除を除いてなにもしないという人もいます。
木が好きな人
木の素材が好きという人は断然、ウッドワンの無垢床がおすすめです。本物の木のみで作られているので、木そのもの質感を感じることができます。
経年変化を楽しめる人
素材の経年変化を楽しめる人はウッドワンの無垢床がおすすめです。ウッドワンのパインの無垢床は経年とともに色も変化していき、それが魅力のひとつでもあります。
長持ちさせたい人
とにかく床材を長持ちさせたいという人は、ウッドワンの無垢床がおすすめです。無垢床は床材全体が本物の木なので、表面を削ることで新品同様に生まれ変わらせることができます。ただし、傷などが気にならないという前提になります。
朝日ウッドテックの突板フローリングは表面に0.3mmの天然木が貼られているため、深い傷がつくと、下地が露出する可能性があります。そうなってしまうと修復が難しいです。
足触りの好み
一般的には、無垢床は足触りが心地良いとされています。また、吸湿性もありベタベタしないと言われていて、裸足でも過ごすことができます。また、無垢床は熱伝導率が低いため、触れたときに暖かさやぬくもりを感じやすいというメリットがあります。素足で無垢床と複合フローリングの触り心地を感じてみるのがおすすめです。
デザインの好み
最後は好みの問題なので、優劣がつけられないですが、デザインは富士住建で床材を選ぶのにもっとも決定的なポイントになると思います。床材そのものの見た目で選ぶということではなく、部屋全体のイメージなどを考慮して、より自分好みの内装を実現できる素材を選ぶのがおすすめです。
富士住建の床材選びの注意点
無垢床の経年変化について
特に、ウッドワンのピノアースの無垢床(パイン)は時間がたつほどに見た目に変化があります。
時間とともに色はより濃く変化していきます。

※ウッドワン 木のあじわいより
ウッドワンのショールームにいくと、より具体的に木材の経年変化について実物なども交えながら教えてもらうことができます。
二社の床材は混合はできない
標準仕様のウッドワンと朝日ウッドテックの両方の床材を混合して併用することは基本的にできません。ただし、追加料金を支払えば実現可能な場合もあるので、営業担当者に確認してみましょう。
色分けはできる
複数の床材のカラーを使い分けることができます。場所によって床材の色を分けることが可能です。
貼る方向も注意
床材は、貼られる方向によってデザインや印象に違いが出ます。
長手方向・・・長さの長い方向
短手方向・・・長さの短い方向

なにも指定がなければ、現場監督の判断になるので、希望がある場合は指定を忘れないようにしましょう。
見切り材について
床材が切り替わる部分には”見切り材”と呼ばれる、境目をスムーズに連結させるための部材が入ります。見た目の印象に影響があるので、その点も踏まえて、床材の使い分けなどをしていきましょう。

床材メーカーのショールームに行った方が良い?
富士住建のショールームにもウッドワンの無垢床のサンプルがあったり、実際に貼られてもいるので、そちらでも十分です。ただし、より詳しい説明を聞きたい場合や室内建具・シューズボックスなどの他の標準仕様も含めたオプションなども知りたい場合は、床材メーカーのショールームに訪れるのがおすすめです。
朝日ウッドテックの床材は富士住建のショールームに貼られていなかったので、そちらを検討している方は、朝日ウッドテックのショールームに訪問するのが良いかと思います。
まとめ
富士住建の標準床材は、ウッドワンのピノアース(無垢床)と朝日ウッドテックのライブナチュラルMSX(複合フローリング)の二種類から選ぶことができます。
あなたのライフスタイルと価値観に合った選択が、後悔しない家づくりの鍵を握ります。
最適な床材を選ぶためには、この記事で得た知識を基に、実際に富士住建のショールームへ足を運び、担当者とよく相談することが重要です。
あなたの理想の住まいを実現するため、ぜひ後悔のない床材選びを進めてください。
よくある質問(FAQ)
- Q富士住建の床材選びで、最も重要視すべきポイントは何ですか?
- A
あなたのライフスタイルに合うかどうかを考えることが重要です。
家族構成や日々の過ごし方、将来的な変化を想像してみてください。
例えば、小さなお子様がいるご家庭であれば、傷や汚れに強い富士住建の複合フローリング、朝日ウッドテックのライブナチュラルMSXが良い選択肢となるでしょう。
また、本物の木の質感を重視し、経年変化を楽しみたいのであれば、ウッドワンの無垢床であるピノアースがおすすめです。
ご自身の価値観と生活習慣に合った富士住建のフローリングを選ぶことが、後悔しない家づくりの鍵です。
- Qウッドワンのピノアース(無垢床)を選ぶ際、子供やペットがいる家庭で特に気をつけるべきことはありますか?
- A
ウッドワンのピノアースは針葉樹の無垢材なので、複合フローリングに比べて傷つきやすい特性を持っています。
子供がおもちゃを落としたり、ペットが走り回ったりすると、へこみや傷がつきやすいです。
しかし、これらの傷は無垢材ならではの味わいとして楽しめる一面があります。
気になる場合は、家具の脚に保護フェルトを貼る、こまめに掃除をするなどの対策で傷を軽減できます。
また、へこみはスチームアイロンで、浅い傷は紙やすりとオイルで補修できるため、適切に手入れをすれば長くお使いいただけます。
- Q朝日ウッドテックのライブナチュラルMSX(複合フローリング)の耐久性や手入れのしやすさは、具体的にどの程度期待できますか?
- A
朝日ウッドテックのライブナチュラルMSXは、表面に硬質な塗装が施された複合フローリングです。
そのため、日常的な傷や摩耗に非常に強く、高い耐久性を持っています。
小さなお子様がいるご家庭やペットを飼っているご家庭でも、安心して使用できるでしょう。
手入れに関しては、ワックスフリー仕様ですので、日々の掃除は水拭きや乾拭きで十分です。
特別なワックスがけの必要がなく、シミや汚れがつきにくい特徴があるため、忙しい共働きのご家庭にもおすすめです。
- Q富士住建の標準床材は、リビングと寝室のように場所によって異なる種類を選ぶことはできますか?
- A
富士住建の標準仕様であるウッドワンのピノアース(無垢床)と朝日ウッドテックのライブナチュラルMSX(複合フローリング)を、混合して使用することは、基本的にできません。
ただし、同じ種類のフローリングであれば、部屋ごとにカラーを変えて選ぶことは可能です。
例えば、リビングは明るい色のピノアース、寝室は落ち着いたダーク系のピノアースを選ぶといったことができます。
異なる種類の床材をどうしても併用したい場合は、追加料金で対応できる場合があるため、富士住建の営業担当者にご相談ください。
- Q富士住建の床材のカラーを選ぶ際、どのような点に注意すると失敗が少ないですか?
- A
床材のカラーを選ぶ際は、部屋全体の統一感をイメージすることが大切です。
壁の色や建具、家具との相性を考慮してください。
明るい色合いの床材は部屋を広く見せる効果があり、暗い色合いは落ち着いた高級感を演出します。
また、自然光の入り方や照明の色味によっても床材の見え方は変わります。
可能であれば、大きなサンプル材を借りて、実際に日中の光や夜の照明の下でどのように見えるかを確認することをおすすめします。
そうすることで、あなたの理想に近い富士住建のフローリングカラーを選択できるでしょう。
- Q富士住建の標準仕様以外で、追加料金を払ってでも床材を変更するメリットはありますか?
- A
富士住建の標準仕様の床材は非常に質が高く、多くのニーズに対応しています。
もしもあなたが特定のブランドや機能性(例えば、さらに高い防音性、特別な加工がされたフローリングなど)を求めている場合は、オプションでの変更も検討できます。
メリットとしては、より多様なデザインや性能の中から、あなたのこだわりを追求した理想の床材を選択できる点が挙げられます。
ただし、費用がかさむことや、標準仕様との比較で本当にそのメリットが見合うのかを慎重に検討することが重要です。