富士住建での家づくりを検討されているなら、まず全体の流れを把握することが非常に重要です。
理想の住まいを実現するためには、契約から引き渡しまでの各ステップを理解しておく必要があります。
この記事では、私が実際に経験した富士住建での家づくりの全ステップを、初回訪問から契約、着工、そして引き渡しまで、詳細に解説いたします。
富士住建の公式サイトの情報だけでなく、自身の体験をもとにしたリアルな情報をお届けします。

富士住建の家づくりって、初回訪問から引き渡しまで具体的にどんな流れで進むんだろう?いつ何を決めればいいのか全く分からなくて不安だな…

家づくりの全体像を知れば、不安なく計画的に進められます
まずは富士住建の公式の情報から
理想の家づくりを始める上で、富士住建がどのような家づくりを提案しているのか、その公式情報を最初にしっかりと把握しておくことが非常に重要です。
富士住建が家づくりに関して公式に提供している情報を、ここでしっかりと確認しておきましょう。
富士住建の「家づくりの流れ」
富士住建の家づくりは、主に以下のステップで進められます。
ショールーム見学から契約までは平均3~4ヶ月、着工から完成までは約4ヶ月が目安です。
フェーズ | ステップ内容 |
---|---|
はじめに | ショールーム見学 |
計画 | 資金計画策定、土地探し、間取りプラン作成、見積もり作成 |
契約 | 契約締結、住宅ローン申し込み |
準備 | 地盤調査・改良、仕様決定、地鎮祭 |
工事 | 着工、上棟式 |
完成 | 施主検査、完成・引渡し |
入居後 | 引越し・入居、アフターメンテナンス |
※参考情報:富士住建公式サイト 家づくりの流れより
初回訪問から契約、着工までのステップ
家づくりで最も大切なことの一つは、全体の流れを事前に把握しておくことです。
特に初回訪問から契約、そして着工に至るまでのステップは、理想の家を実現するための基盤を築く時期になります。
富士住建の初回訪問から契約、着工までのステップは大まかに以下のような手順になっています。
- 初回訪問(希望条件、土地の相談)
- 土地探し、敷地調査
- 間取りプラン(見積もり)
- 土地の契約
- 契約(建築工事請負契約)
- 間取りプラン修正
- 本図面作成依頼、本図面承認
- 詳細設計
- 地鎮祭
- 変更契約
- 着工
随時
- メーカーショールーム訪問
- 外構プラン作成
あくまでも私が家を建てた時をもとに解説しているので、土地の状況や富士住建の状況、自治体等の関係各所の状況によって違いがある点にご留意ください。
初回訪問、土地の相談
富士住建のことが気になった場合は、まずは富士住建の営業所であるショールームに初回訪問を行います。富士住建とのファーストコンタクトは基本的にこの1択です。
初回訪問では、富士住建の標準的な設備を紹介してもらったり、注文住宅の希望条件などのヒアリングを受けます。
土地探しから始める方は、自分の土地や建物の希望条件や予算などを伝え、土地を探していきます。

どのような流れで進んでいくのか、具体的に知りたいです

富士住建の担当者が、資金計画や住宅ローンの相談まで含めて、家づくりの全体像を詳しく説明してくれます
土地探しから資金計画まで、家づくり全般の悩みを相談できる点が大きなメリットです。
富士住建の初回訪問については以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
土地探し、敷地調査(納得行くまで)
土地探しは、希望条件をもとに富士住建が見つけてくれる場合もあれば、自分から希望の土地などを伝える場合もあります。
土地がすでに決まっている方は、富士住建が敷地調査を行います。
気に入った土地が見つかるまで時間を要するため、納得いくまで吟味することが重要です。
項目 | 内容 |
---|---|
土地探し | 希望エリアや予算に合う候補地を選定 |
敷地調査 | 建築規制、日当たり、地盤状況などの確認 |
土地の特性を理解し、将来の暮らしを想像しながら土地を選ぶことが、後悔しない家づくりの秘訣です。
間取りプラン・見積もり(納得行くまで)
土地が決まったら、その土地と希望条件にあった間取りプランを富士住建が作成します。プランは作り直しも含めて納得のいく形になるまで練っていきます。
繰り返しプランを練ってくれるので、納得いくまで時間がかかります。引き渡しの希望時期が厳密に決まっている場合は、できるだけ早く動くのがおすすめです。
複数回の打ち合わせを重ね、決定した間取りプランと「完全フル装備の家」の標準仕様に基づき、詳細な建築費用の見積もりが作成されます。
この見積もり内容を丁寧に確認し、予算との調整を行う時期です。

どの設備が標準で、どれがオプションになるのか心配です

富士住建の「完全フル装備の家」は、高品質な設備が数多く標準装備されているため、予算オーバーとなる可能性を少なくできます。
間取りプランと見積もりは、家づくりの根幹をなす要素なので、疑問点は一つ残らず解消し、納得のいく形で進めることが重要です。
土地の契約
間取りプランや資金計画がある程度固まり、購入する土地が決定したら土地の契約に進みます。(土地探しからの場合)
土地の契約と間取りプランの作成は状況次第で順番が前後する場合もあります。
土地の契約は不動産売買契約として締結され、建築工事請負契約とは別の手続きです。
土地に関する法規制、境界線、用途地域などを十分に確認してから契約しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
契約対象 | 土地(不動産) |
確認事項 | 法規制、境界、用途地域、引き渡し条件 |
契約(建築工事請負契約)
間取りプラン、仕様、見積もり金額のすべてに納得いただけたら、いよいよ富士住建との建築工事請負契約を結びます。
契約締結後、一般的に住宅ローンの正式な申し込み手続きを進めます。
ショールーム見学からここまでで、平均的に3ヶ月から4ヶ月程度の期間がかかるのが一般的です。
ここで契約金が必要になります。契約金は工事費に充当されます。
富士住建との契約については以下の記事でも紹介しているので参考にしてみてください。
間取りプラン修正(契約後1~2ヶ月)
契約後は、さらに打ち合わせを重ねて間取りプランを煮詰めていきます。建築工事請負契約の締結後ではありますが、間取りプランを修正することは可能です。
契約後にも「やはりあの部分を変更したい」「もっと収納を増やしたい」といった要望が出てくることは、よくあることです。
この期間は、契約書に記載された大きな枠組みの中で、より理想に近い住まいにするための細かい調整を行う時期です。
後からでは難しい変更もあるため、このチャンスを逃さないようにしましょう。
期限や打ち合わせ回数などに特に制限はありませんが、引き渡しの希望時期が厳密に決まっている場合は、富士住建が引いたスケジュール通りに進める必要があります。
項目 | 内容 |
---|---|
時期 | 契約後1〜2ヶ月程度 |
目的 | 細かな要望の最終調整 |
注意点 | 大きな変更は追加費用や工期延長の可能性 |
本図面作成依頼、本図面承認(3週間程度)
プランが固まったら、本図面と呼ばれる、実際に建築に使われる図面の作成を富士住建に依頼します。本図面が完成し、問題がなければ、その図面を施主が承認します。これ以降、構造に関わる図面の変更は原則できなくなります。
本図面作成依頼、本図面承認については以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
詳細設計(2ヶ月程度)
本図面の承認が完了すると、約2ヶ月程度の期間をかけて、内装材や外装材、住宅設備など、家づくりの細かな仕様を決める詳細設計に入ります。
- クロス
- フローリング
- カーテン
- キッチン(細かい仕様)
- お風呂
- トイレ
- 各種設備の色など
- 照明
- コンセント
- スイッチ
等の細かい仕様を決めていきます。詳細設計は後続の変更契約を締結するまで随時行っていきます。
ちなみに、富士住建の場合、ここからは現場監督と打ち合わせを進めていきます。
既存家屋解体等
土地に新築を建築するための準備は詳細設計をしながら進んでいきます。もし建築予定地に既存の家屋がある場合は、地盤調査や建築工事の前に解体工事を行います。
解体工事には、家屋の大きさや構造、使用されている建材の種類によって費用と期間が異なります。
地盤調査
既存家屋の解体が終わり更地になったら、または既に更地の土地の場合、建築予定地の地盤の強度を調査する「地盤調査」を行います。
この調査は、将来、建物が傾いたり沈下したりするリスクを防ぐために不可欠です。
調査の結果、地盤が建物を安全に支えるには弱いと判断された場合、地盤改良工事が必要になります。
地盤改良費が確定したら、改めてオプションなどの増減の作業が必要になります。
地鎮祭
地盤調査が完了し、建築工事が始まる前には、工事の無事を願う伝統的な儀式「地鎮祭」を執り行います。
地鎮祭は、土地の神様に工事の安全と、そこに住む家族の繁栄を祈る大切な行事です。通常は、土地の四隅に竹を立てて祭壇を設け、神主さんに来ていただき行われます。
開催は任意ですが、家族の新しいスタートとして思い出に残る体験となります。費用目安は3〜5万円程度になります。
変更契約
詳細設計の完了後や、あるいは工事の途中で間取りや仕様に大きな変更が生じた場合、元の建築工事請負契約の一部を修正する「変更契約」が必要になります。
これは、追加工事費用や工期の変更が発生する際に締結される契約です。ここで建物の仕様が確定され、これ以降は変更ができなくなります。
富士住建は地鎮祭と同日に変更契約を行うことが多いです。この変更契約で最終的な図面や仕様が確定し、その後は原則として、家の仕様に関する変更はできなくなります。
変更契約については以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
着工
地鎮祭が終わり、すべての準備が整ったら、いよいよ基礎工事から建物の建築がスタートする「着工」を迎えます。
富士住建では、工事の進捗状況をアプリでいつでも確認できるシステムを導入しています。そのため、現場に頻繁に足を運べない方も、自分のペースで建築中の家の様子を把握できます。
着工から建物の完成までは、約4ヶ月が目安です。
(随時)メーカーショールーム訪問
富士住建のショールームにも標準仕様の実物は揃っていますが、一部のオプションや詳細の仕様などはメーカーのショールームでの確認もおすすめです。
- キッチン(クリナップ、タカラスタンダード、トクラス)
- お風呂(TOTO、LIXIL)
- 床材(ウッドワン)
- 外壁(ニチハ)
など、各メーカーのショールームへの訪問は随時行っていきます。
土日は予約が意外と空いていないので、早めに予約が必要です。また、ショールーム訪問後は最終的に富士住建側で見積もりができるまで時間がかかるという点にも注意が必要です。
ちなみにメーカーのショールームは必ず行く必要はなく、行かない場合でも富士住建の営業担当と話し合って決めることもできます。ただし、各メーカーのショールームのほうが自社の製品には詳しいので、より具体的なことを知りたい場合は、メーカーショールーム訪問がおすすめです。
カタログやインターネットの情報だけでは分からない、素材感や色合い、操作性を直接確認しましょう。
(随時)外構プラン作成
外構プランは間取りプラン作成と並行して進めます。富士住建のグループ会社に依頼することもできますし、それ以外の会社に依頼することもできます。
外構は、間取りや詳細設計とも関わるため、ある程度早い段階から進めておいたほうが良いです。
項目 | 内容 |
---|---|
対象 | 門扉、フェンス、駐車場、庭、植栽など |
ポイント | 建物との調和、機能性、予算 |
外構については以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
着工から引き渡しまでのスケジュール
いよいよ着工です。大まかに以下の流れで工事が進みます。
- 基礎工事
- 木工事
- 足場工事
- 屋根工事
- サッシ、シャッター工事
- 防水工事
- サイディング・外壁工事
- 塗装・樋工事
- クロス工事
- タイル・左官工事
- 給排水工事
- 電気工事
- 建具工事
- 施主検査
- 竣工・引き渡し
着工から引き渡しまでは約4〜5ヶ月程度になります。
アフターメンテナンス
富士住建では、引き渡し後も大切な家を長く見守るためのアフターメンテナンスを提供しています。
引き渡し後2年間の無料定期点検を実施しており、万が一の不具合にも迅速に対応してもらえます。
また、構造躯体には10年間保証が付帯し、希望に応じて延長制度や第三者機関保証、3年目以降の有償保守点検も実施しているため、住み始めてからも安心して暮らせます。
アフターメンテナンスについては以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
まとめ
富士住建で家を建てる場合、初回訪問から引き渡しまでの全体の流れを把握することが、後悔のない家づくりにするために非常に重要です。
この記事では、私が実際に経験した富士住建での家づくりの全ステップを詳細に解説いたしました。
家づくりは多くのステップがありますが、この記事で流れを理解し、ご自身の家づくりの参考にしていただければ幸いです。
ぜひ、この記事を読み返し、理想の住まい実現に向けて計画を進めてください。
よくある質問(FAQ)
- Q富士住建での家づくり、初回訪問から引き渡しまで全体の期間はどれくらいですか?
- A
ショールーム訪問から建物の引き渡しまでの全体の期間は、土地探しからの場合や打ち合わせの進捗によって異なりますが、一般的に10ヶ月から1年程度を見ておくと良いでしょう。
ショールーム訪問から契約までは平均3~4ヶ月、着工から完成までは約4ヶ月が目安です。
これらの期間に、土地が決まるまでの期間や詳細な仕様を決める期間などが加わります。
計画的に家づくりを進めるためにも、早めの情報収集と行動をおすすめします。
- Q契約前に確認しておきたいことはありますか?
- A
建築工事請負契約を結ぶ前には、提示された間取りプランと見積もり金額に納得できているか、資金計画(住宅ローンや自己資金)に無理がないかを必ず確認しましょう。
また、契約後の変更が可能かどうか、万が一の場合の契約解除の条件、打ち合わせの頻度や進め方についても質問して理解を深めておくことが重要です。
すべての疑問点をクリアにしてから契約に進むことで、後悔のない家づくりにつながります。
- Q打ち合わせの回数は決まっていますか?
- A
富士住建での家づくりにおいて、打ち合わせの回数に明確な制限は設けられていません。
納得のいく間取りプランや設備仕様になるまで、必要なだけ打ち合わせを重ねることができます。
しかし、住宅の引き渡し希望時期が決まっている場合は、その目標に合わせて効率的なスケジュールで打ち合わせを進める必要があります。
事前に大まかな打ち合わせのペースや期間について担当者と相談しておくと良いでしょう。
- Q着工から引き渡しまでの工事期間はどのくらいですか?
- A
建物が着工されてから完成し、施主への引き渡しが完了するまでの工事期間は約5ヶ月程度が目安です。
この期間には、基礎工事、上棟、内外装の仕上げ工事まで、一連の工程が含まれます。
工事の進捗状況については、富士住建が提供するアプリで確認できるほか、現場監督に問い合わせることも可能です。
定期的に現場を訪れて自身の目で確認するのも良い方法です。
- Q変更契約を結んだ後に仕様変更はできますか?
- A
最終的な図面や設備仕様を確定させる変更契約を締結した後には、原則として仕様の変更はできなくなります。
特に建物の構造に関わる部分は、本図面が承認された時点でほぼ固定されます。
クロスやフローリング、キッチンなどの詳細な仕様についても、変更契約前に最終的な確認と決定を行う必要があります。
変更契約前に全ての項目を漏れなくチェックすることが、理想の家を実現するために不可欠です。
- Q引き渡し当日には何をするのですか?また、引き渡し後にはどんな手続きがありますか?
- A
住宅の引き渡し当日は、最終的な工事代金の支払いを済ませ、建物の鍵を受け取ります。
設備機器の取扱説明を受けることも多いので、しっかりと確認しておきましょう。
引き渡し後は、まずは新居への引っ越し作業があります。
その後、住民票の異動や不動産の登記変更手続き、電気・ガス・水道などのライフラインの名義変更、火災保険や地震保険の加入・変更手続きなど、様々な行政や契約関連の手続きが必要になります。
リストを作成して順番に進めるとスムーズです。