富士住建で理想の注文住宅を建てるなら、トイレ選びは後悔しない重要なポイントです。
標準仕様で提供されるTOTOネオレストRSとLIXILサティスSは高性能なため、どちらが最適か判断に迷う方は多いです。
この記事では、富士住建の「完全フル装備の家」における標準仕様のトイレ2台について、具体的な特徴と機能、そしてTOTOネオレストRSとLIXILサティスSを比較し、選び方のポイントを紹介します。

富士住建のトイレって、標準仕様でも十分なの?TOTOネオレストRSとLIXILサティスS、どちらを選べば後悔しないですか?

富士住建のトイレは標準仕様で非常に高性能、あなたのライフスタイルに合わせた選び方があります
富士住建は標準でトイレは2台
タンクレストイレ1台と手洗器付きの普通のトイレ1台の合計二台が標準仕様になります。注文住宅では高額なオプションになるタンクレストイレが標準搭載なのは、さすが豪華な設備の富士住建といった印象です。
※平屋プラン、28坪未満の場合は1台が標準になります。


タンクレストイレって何?
「タンクレストイレ」とは、水をためるタンクがないトイレのことです。
これから新たに新築の家を建てるという方は、いままで住んでいた実家や賃貸では、トイレの後ろにタンクがついていたという人が多いのではないでしょうか。
タンクレストイレは、タンクがないトイレになります。一般的に以下のようなメリット・デメリットがあります。
- 見た目がスッキリする
- 省スペース
- 掃除しやすい
- 節水効果が高い
- 連続で水を流すことができる
- 手洗い場がない
タンクがないことによるメリットが多い一方で、手洗い場が一体となっていないモデルがある点がデメリットとなる場合があります。
この仕組みにより、従来のタンク付きトイレと比べて約10cm以上奥行きが短く、トイレ空間を広々と使える点が魅力です。
加えて、スタイリッシュなデザインが空間に洗練された印象を与え、トイレ全体を広く明るく見せる効果もあります。
タンクレストイレは、節水性能が高く、最新の清掃機能も充実しているため、日々の生活の快適さとお手入れのしやすさを両立します。

タンクがないと水圧が心配なんですけど、大丈夫なんですか?

近年では水圧を確保する技術が進化しているので心配いりません
タンクレストイレを選ぶことで、デザイン性、機能性、そしてお手入れのしやすさといった複数のメリットを享受でき、日々の暮らしがより快適になります。
メーカーはTOTOとLIXILから選ぶ
富士住建のトイレは、メーカーはTOTOとLIXIL(INAX)から選ぶことができます。
- LIXIL(INAX)
- タンクレストイレ サティスSタイプ
- アメージュシャワートイレ/ベーシアシャワートイレ B2Gグレード 手洗い付き
- TOTO
- ネオレストRS
- ZJ2
メーカーを選ぶ形で1F用トイレ、2F用トイレという形式でタンクレストイレ、手洗いつきトイレがそれぞれ標準仕様になります。
項目 | TOTO ネオレストRS | LIXIL サティスS |
---|---|---|
デザイン | やわらかな曲線、シンプルで洗練された印象 | シャープでコンパクト、モダンな佇まい |
清掃機能 | きれい除菌水、セフィオンテクト、トルネード洗浄 | アクアセラミック、パワーストリーム洗浄、鉢内スプレー |
お手入れ機能 | フチなし形状、お掃除リフト | 電動お掃除リフトアップ、フチなし形状 |
節水性 | 3.8L洗浄 | ECO5 (大8L便器と比較して約49%節水) |
ニオイ対策 | においきれい | Wパワー脱臭、鉢内除菌(プラズマクラスター) |
その他機能 | オート開閉、温風乾燥、暖房便座 | オート開閉、ほのかライト |
サイズ感 | 一般的な一体型トイレ | 奥行きが短いコンパクト設計 |
どちらのメーカーも優れたタンクレストイレを提供しており、それぞれの特徴を理解することで、みなさんの理想の暮らしに合うトイレを選ぶことができます。
TOTO
ネオレストRS

- 標準リモコン or スティックリモコン
- きれい除菌水
- フチなし形状&クリーン便座
- ハイブリッドエコロジーシステム
- 超節水3.8L洗浄
- セフィオンテクト
- 停電対応
ノズルきれい機能で、見えない部分まで安心
ノズル部分は汚れが気になる場所ですが、ネオレストRSは「きれい除菌水」が使用前後に自動で洗浄・除菌します。
さらに8時間使用しない場合は、ノズルをたっぷりの「きれい除菌水」で洗浄し、清潔さを保つ仕組みです。
お手入れラクラク!「フチなし形状」と「お掃除リフト」で隙間の汚れも逃さない
便器のフチをなくしたフチなし形状は、サッとひと拭きで掃除が完了します。
また、便座が真上に上がる「お掃除リフト」により、これまで掃除がしにくかった便器と便座の隙間まで、手を汚さずに簡単に拭き取ることができます。
渦を巻く洗浄力!「トルネード洗浄」で便器全体を効率良く洗浄
TOTO独自の「トルネード洗浄」は、渦を巻くような水流で便器全体をパワフルに洗い流し、汚れをしっかり押し流します。
少ない水で効率良く洗浄するため、高い節水効果も実現しています。
ストレスフリーな快適機能(オート開閉、温風乾燥、脱臭など)
ネオレストRSは、快適な使用感も追求しています。
人が近づくと自動でふたが開閉するオート開閉機能や、座った時に便器のニオイを自動で吸い取る脱臭機能、さらには温風乾燥機能まで備わっています。
これらの機能が、日々のトイレタイムをより快適なものにします。
デザインと設置空間の印象:やわらかな曲線が描く洗練された美しさ
ネオレストRSのやわらかな曲線のデザインは、トイレ空間に上質で落ち着いた印象をもたらします。
どんなインテリアにもなじみやすく、洗練された雰囲気を演出するでしょう。

きれい除菌水って本当に効果があるのかしら?定期的な手入れはどれくらい楽になるのか、気になります。

「きれい除菌水」は日常の掃除を大幅に減らし、清潔感を長く保つ効果が期待できますよ。
ZJ2

- クリーン便座(つぎ目なし)・クリーンノズル
- セフィオンテクト
- プレミスト
- お掃除リフト
- トルネード洗浄
- フチなし形状「スゴフチ」
- 停電時安心設計
- 4.8L節水
- 深ひろボウル
LIXIL(INAX)
タンクレストイレ サティスSタイプ

- 電動お掃除リフトアップ
- キレイ便座
- スッキリノズルシャッター
- 鉢内除菌
- Wパワー脱臭
- アクアセラミック
- ブースター付き
- コンパクト設計
- しっかりエコ
- 停電対応
- フルオート便座
- ほのかライト
- スマートドンリモコン対応
LIXILが誇るタンクレストイレのサティスSタイプは、空間をすっきり見せるデザインが特徴です。
給水タンクがないため、従来のタンク付きトイレよりも見た目がシャープで、トイレ空間を広々と使えます。
サティスSタイプは、奥行きが短いコンパクト設計であり、限られたトイレ空間を有効活用したい場合に適しています。
LIXIL独自の機能である「アクアセラミック」や「電動お掃除リフトアップ」といった、日々の清掃を楽にする工夫も凝らされています。

コンパクトなのは魅力的だけど、お掃除は本当に楽なのかな?

電動お掃除リフトアップとアクアセラミックがあれば、日々のお手入れ負担は大きく減らせるでしょう。
サティスSタイプは、コンパクトな見た目とは裏腹に高機能が満載で、清掃性にも優れているため、デザイン性と使いやすさの両方を重視したい方に適しています。
アメージュシャワートイレ

- アクアセラミック
- パワーストリーム洗浄
- フチレス形状
- 鉢内除菌
- お掃除リフトアップ
- キレイ便座
- フルオート弁財
- 便フタ閉後洗浄モード
- 温風乾燥
- フルオート便器洗浄
ベーシアシャワートイレ B2Gグレード 手洗い付き

- アクアセラミック
- パワーストリーム洗浄
- フチレス形状
- 鉢内除菌
- お掃除リフトアップ
- キレイ便座
- スッキリノズルシャッター
- パワー脱臭
- レディスノズル
富士住建のトイレの周辺設備の標準仕様
ここからは富士住建のトイレの周辺設備の標準仕様について紹介します。
トイレ紙巻器
富士住建の紙巻器は2連式のものが標準仕様になっています。


※選ぶトイレのメーカーによって形状が異なります。
タオルリング
タオル掛けも標準搭載です。
※選ぶトイレのメーカーによって形状が異なります。
トイレ収納
トイレの収納については、 1つが標準搭載です。
壁埋め込み型と露出タイプの2タイプがあります。
※選ぶトイレのメーカーによって形状が異なります。
窓
換気設備が標準でついているため、最近はつけない人も多いですが、トイレの窓も標準仕様です。

窓の大きさや位置によって、プライバシーは保てますか?

型ガラス(曇りガラス)を選ぶと、光を取り入れつつ外部からの視線を遮断できます
トイレの窓は、明るく清潔な空間を保つために、そしてみなさんのプライバシーを守るためにも大切な存在です。
床材
トイレの床材は、汚れやすさや水跳ねがある場所なので、清掃性と耐久性が求められます。
ウッドワンのオレフィンシートフロア(コンビットリアージュ 石目柄)、もしくは、クッションフロアから選択することになります。

両者の違いは合板のフローリングであるか、ビニールかどうかになります。どちらも水に強いという特徴はあります。
耐久性などは傷にも強いオレフィンシートフロアが良いですが、デザインが豊富なのはクッションフロアです。もともとの価格が高くコスパが良いのはオレフィンシートフロアになります。

子どもが使うトイレなので、汚れにくく、掃除しやすい床材を選びたいです。

クッションフロアは、表面が滑らかで水を弾くため、拭き掃除がしやすくおすすめです
機能的で見た目も良い床材を選ぶことは、トイレを常にきれいに保つための第一歩となります。
換気設備
換気設備は、24時間換気機能付きパイプ用ファン(排気)がつきます。
トイレの換気設備は、室内の空気を清潔に保ち、不快なにおいを排出するために不可欠です
富士住建の標準仕様では、十分な換気能力を持つ設備が設置されます。
トイレのドア
富士住建の他の内装ドアと同様でウッドワンの建具が標準仕様となっています。標準のドアは鍵付きの開き戸で、引き戸に変更する場合は、オプション費用がかかります。

手すり
トイレには、標準で手すりがつきます。手すりは安全面として良いものですが、デザインの面では賛否がわかれるので、標準の手すりをあえてつけないという人もいます。
富士住建のトイレのオプションについて
メーカーのオプションは追加料金で搭載することができます。
手洗い器
タンクレストイレはタンク部分がないため、省スペースで空間を広く使えるという大きなメリットがあります。
しかし、同時に手洗い器が便器と一体になっていない点に注意が必要です。
手洗い器を設置しない場合、リビングや脱衣室まで手を洗いに行くことになり、衛生面で気になる人もいるでしょう。
タンクレストイレを設置する際には、別途手洗い器の設置を検討してください。
TOTO

LIXIL(INAX)

TOTOとLIXIL(INAX)はどちらを選べば良い?
富士住建は標準仕様のトイレははっきりいってどちらのメーカーを選んだとしても大きな差はないというのが私の結論です。余程のトイレオタクではない限り、どちらを選んでも目に見えて失敗ということはなさそうです。
だからこそ選ぶのが難しいというのが、実際にトイレを選んだ私としての本音になります。そんな方向けに、おすすめの富士住建のトイレのメーカーの選び方を紹介します。
洗面台のメーカーから選ぶ
後述もしますが、標準搭載であるトイレ2つと洗面台2つは同じメーカーの採用が基本となります。
そのため、トイレはよくわからない、どちらのメーカーでもそこまでこだわりがないという方は、まずは洗面台を選ぶのが良いです。洗面台のメーカーが決まれば、自ずとトイレのメーカーが決まります。
コスパで選ぶ
富士住建で選ぶ場合は、どちらのメーカーのトイレを選んでも標準仕様なので金額は一緒です。ですが、一般的な販売価格ではTOTOのネオレストのほうがやや高いと言われています。そのため、よくわからない、比較できないという方は、TOTOを選ぶことでお得になると言えます。
サイズで選ぶ
- TOTOのネオレストは奥行き約70cm
- LIXILのタンクレストイレ サティスSタイプは奥行き約65cm
両者の差は約5cmになります。少しでも省スペースにしたいという場合は、LIXILがおすすめです。
ただし、奥行きが小さいモデルは、体格によっては窮屈に感じる場合もあるため、ご自身の体格や使用感を考慮して選ぶことが重要です。
富士住建のショールームには見本の便器が置かれているので、試しに座ってみるのも良いかと思います。
色で選ぶ
TOTOのネオレストとLIXILのタンクレストイレ サティスSタイプはどちらも4色のカラーバリエーションがありますが、微妙に色合いが異なります。思い切って色で選んでしまうというのも悪くなさそうです。


富士住建のトイレの標準仕様の注意点
2つのトイレは同じメーカーで
富士住建の場合は、設置する2つのトイレは同じメーカーで揃える必要があります。TOTOならTOTO2台、LIXILならLIXIL2台という形で、メーカーを分けることはできません。
洗面台とトイレは同じメーカーで
標準搭載であるトイレ2つと洗面台2つは同じメーカーの採用が基本となります。ただし、洗面はTOTOとLIXIL以外のメーカーを追加料金で採用できます。例えば、アイカ工業のスマートサニタリー等を採用することができます。
トイレ内に手洗い器等を設置する場合、間取りの調整が必要
トイレ内に手洗い器等を設置する場合、その分のスペースなどが必要になるので、間取りプランの調整が必要になります。
例えば、トイレの奥行きや幅を拡大するといった対応が必要になる場合があります。
トイレを1台に減らすことはできる?
富士住建は標準仕様でトイレが2台つきますが、おそらくそれを1台に減らすことは可能です。ただし、減らしたとしても減額にはならないでしょう。もちろん、トイレがなくなる分で建物の面積が減れば、その分の減額には繋がります。
実際に、標準仕様のトイレを1台にできるかどうかは、営業担当に確認を行ってください。
トイレメーカーのショールームは行くべき?
富士住建のショールルームにもトイレのサンプルは置かれているので、トイレ選びにこだわりが少ない方はそちらで十分です。
メーカーのショールームに行く場合、トイレ、洗面、お風呂でそれぞれTOTOとLIXILが標準仕様として採用されているので、これら他の設備と合わせてショールームに訪問するのが効率が良いでしょう。
まとめ
富士住建の注文住宅で失敗しないトイレ選びについて紹介しました。
特に富士住建では高性能なタンクレストイレを含む2台のトイレが標準で搭載されており、あなたの理想の暮らしを実現するための選択肢が豊富に用意されています。
この記事で得た知識を最大限に活かし、富士住建の豪華な標準仕様選びに活用してください。
この記事が、あなたの理想の家づくりにおける最適なトイレ選びの一助となれば幸いです。
よくある質問(FAQ)
- Q富士住建の標準仕様のトイレは、なぜ「完全フル装備の家」と言われるほど高機能なのですか?
- A
富士住建の「完全フル装備の家」では、標準仕様でありながら、一般的にオプションとなる高機能なタンクレストイレが採用されています。
具体的には、TOTOネオレストRSやLIXILサティスSといったメーカーのハイグレードモデルが選べます。
これらのモデルは、少ない水で強力に洗い流す節水性能や、菌や汚れを防ぐ清掃性に優れた技術が搭載されています。
また、見た目がスッキリして空間を広く使えるコンパクト設計も特徴の一つです。
快適な注文住宅での暮らしを実現するために、質の高いトイレを標準で提供しています。
- Q富士住建で2台目のトイレを標準で設置する場合、1階のトイレと同じメーカーを選ばなくてはなりませんか?
- A
はい、その通りです。
富士住建の標準仕様では、1階と2階に設置する2台のトイレは、TOTOならTOTO、LIXILならLIXILというように、同じメーカーで揃える必要があります。
これはハウスメーカーとしての統一された設備管理の考え方によるものです。
メーカーを分けることはできませんので、トイレメーカー比較をしてどちらのメーカーにするか決める際には、2台セットで考える必要があります。
- QTOTOネオレストRSとLIXILサティスSを比較する際、掃除のしやすさで選ぶなら、どちらのモデルがおすすめですか?
- A
TOTOネオレストRSとLIXILサティスSは、どちらも清掃性に非常に優れているモデルです。
TOTOはきれい除菌水やセフィオンテクトという技術で、便器の除菌や汚れの付着防止に強みがあります。
一方、LIXILのサティスSは、アクアセラミックで水アカや汚物の固着を防ぎ、電動お掃除リフトアップで便座と便器の隙間を簡単に掃除できます。
どちらもフチなし形状で汚れがたまりにくく、お掃除は簡単です。
富士住建のショールームで実際に見て、お手入れのしやすさの印象でどちらがいいか判断することをおすすめします。
- Q富士住建の標準仕様のトイレは、日常的に使う上で「節水」性能に違いはありますか?
- A
富士住建の標準仕様 トイレであるTOTOネオレストRSとLIXILサティスSは、どちらもトップクラスの超節水タイプです。
ネオレストRSは1回あたりの洗浄水量がわずか3.8L、サティスSも超節水ECO5トイレとして高い節水効果を発揮します。
そのため、日常的な水道代に大きな差が出ることはありません。
どちらを選んでも、以前お使いのトイレと比較すると、水道代を大幅に節約できると期待して良いでしょう。
- Qトイレ本体だけでなく、紙巻器や収納などの「周辺設備」も標準で充実していると聞きましたが、選べる種類や注意点はありますか?
- A
はい、富士住建ではトイレ本体だけでなく、紙巻器、タオルリング、収納、窓、手すりといった周辺設備も標準装備です。
収納は壁埋め込み型と露出タイプがあり、メーカーによってデザインが異なります。
床材も水に強いものが選べますし、24時間換気機能付きパイプ用ファンも付いてきます。
ただし、2つのトイレは同じメーカーにする必要があるため、周辺設備もそのメーカーのラインナップから選ぶことになります。
トイレ空間全体のデザイン統一を考えて、選ぶことができます。
- Q富士住建の標準仕様の「タンクレストイレ」は、万が一の停電時に使用できるか心配です。対策はありますか?
- A
ご安心ください。
富士住建の標準仕様であるタンクレストイレは、TOTOネオレストRSもLIXILサティスSも、どちらも停電対応機能が備わっています。
災害時などで電気が止まってしまっても、手動で水を流すことができる設計になっています。
いざという時でもトイレが使える安心感は、完全フル装備の家の重要なポイントの一つです。